武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

朝の読み聞かせ 2年生

2006年05月29日 22時50分09秒 | Weblog
朝自習の読み聞かせ、今朝は、2年生でした。
教室に入ったとたんに、なんじゃこりゃ、というほど、元気のないクラス。すぐに始めるのは、まずい、と直感して、しばらく、おしゃべりをしました。

1.『ひとのいい猫』
2.『ずうっと ずっと だいすきだよ』←私
3.『ぶたやまさんたら ぶたやまさん』←私
4.手遊び:弁慶が 五条の橋を渡ったら

熱しにくいクラスだったのですねえ。ぶたやまさんたらぶたやまさん…を、一緒に言ってくれます。大合唱、というのかな。もっと、乗せてもよかったかなあと反省なのですが、私自身があまりテンションを高く保つことが出来ずに、無視して、勝手に言わせていました。
重い話から、楽しい話に変わると、子ども達がホッとするのでしょうね。
一気に、盛り上がったようです。
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おはなし会&糠漬け

2006年05月23日 19時18分50秒 | Weblog
あさってのおはなし会のために、素話を覚えていましたが、突然の身内の不幸で、出席できなくなりました。…ので、蹴躓きそうな気持ちで、来月までおあずけ。よしっという意気込みが、へし折られてしまい、もやもやしています。
あと何日!という期限付きでなきゃ、追い込まれなきゃ、出来ないなんて、情けないですが、これがなきゃ伸びない弱い人間なのだって、わかっているからこそのおはなし会参加です。来月に向けて、よりよい語りが出来るよう、熟成させることにします。

お話は、熟成したほうが、味が出て、より自分のものになって、良いのだけれど、テキストに忠実に、という大前提から外れてしまう危険があります。難しいことへの挑戦が、自分を磨くのだぞっと、言い聞かせながら、ガンバリマス。

熟成、といえば……今年は、何年かぶりに糠漬けを作っています。娘が大好きで、ぼりぼりと食べていますが、だからといって、作りすぎると、ある時から、パタッと食べなくなる!! この駆け引きに苦労します。わがまま娘めっ。
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素話『ねずみ浄土』

2006年05月17日 06時25分35秒 | Weblog
来週の勉強会に向けて、素話を入れています。
なかなか覚えられなくて…こんなに短いのに、四苦八苦しています。
挿入歌(?)の意味が、いまひとつ理解できない。どんなふうにでも解釈できそうな、自分の解釈では、間違っているような、で、自信が持てないので、頭が歌を拒絶しています。
リズムも、取りにくいしね。これは「おはなしのろうそく」からだけれども、他の本では、どうなっているのかな。調べてみなくちゃ。

ねずみのじょうど
ねこさえいなけりゃ
このよは ごくらく とんとん

まごひこやさご
すえのすえまで
ねこのこえきくめえ とんとん

ねずみとこびき
どしどしくわねば
けんぞく くわんね しちょはちょ

ねずみのじょうど
ねこさえいなけりゃ
ねずみのほうねん しゃきしゃき




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関西ことば:挫折と進歩と

2006年05月12日 16時48分41秒 | Weblog
東京で生まれ育ち、両親は、福島県出身。東北訛りの消えない家庭で育った。
滑舌の悪さはともかくとして、東北出身ですかと、訛りを指摘されたこともあった。
こんな私が、近松を語るのは、やはり無理難題であるとは、最初からわかっていた。いつか近松を語りたいという夢を叶えた。どっぷりと浸かりはじめた去年夏、関西アクセントに違和感を感じると指摘を受けた。以来の苦しみは、なんと表現していいのか、わからない。いろんな事に託けて、ああだこうだと、このブログでも愚痴を書いている。

しかたのないこと、では、済まない。なんとかしなきゃ、と焦った。神戸出身の読み聞かせ仲間に、関西訛りの抜けない人を見つけた。頼み込んで、指導を受けている。さすがに、語りをしようとする人だけに、近松への理解も表現したい気持ちも、よく分かり合えて、助かっている。実は、初対面だった。素話を聞いて、よし、と思った。間違いなかった。今日も勉強してきた。良い人に出会えて、本当にありがたいことだと思う。

それでだ。嬉しい報告なのだ。

関西ことばが、少しは上達しているではないか!!
ただがむしゃらに、譜面を追うように、外国語を習得するように恐る恐る発していた去年の言葉とは、明らかに違っていることに気付いた。

自分にご褒美!!

泣きたいくらい嬉しくなった。もちろん、まだまだですよ。でも、成長しているのだ。変化しているのだ。やめてしまわなくてよかった。続けるものだ。

近松、10年は続けます、と誓った。もう、5年目。まだ、5年目。

成長を、自覚した。さあ、ぐいぐいと、稽古するぞ。

ほんの小さな光が、見えてきた。きっと遥か遠いのだろうな。でも、真っ暗闇じゃないんだ。明かりの向こうに、何があるかなんて、よくわからない。とにかく、道はあるようだから、歩いていこう。

去年までは、真っ暗闇にいるのだってことさえ、わからなかった。真っ暗闇になっても、死んではいなかった。まだ、暗闇には違いない。でも、生きている。私も、私の中の近松も。

なんて屁理屈を並べている暇があったら、稽古をしなくてはね。
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読み聞かせのコツって?

2006年05月09日 11時37分30秒 | Weblog
保育士になりたてのお嬢さんが、「主任さんに、読み方が気持ち悪いと言われた」と、相談にみえた。
4年間で、読み聞かせの講義はなかったとのこと。とりあえず、私を園児と思って読み聞かせてくださいと言った。

読み方は、別に気持ち悪くなんかない。ごく普通に、読んでいる。声が低いので、あまり通りは良くないけれど、充分充分!!
ただ、絵本の持ち方を知らなかった。絵本の選び方を知らなかった。経験や、園の方針があるかもしれないが、あまりにもつまらない本を持ってきた。

お願いね、といって、絵本を選ぶコツを言いました。

読み聞かせに、上手はいらないけれど、本選びは、大切です。子どものレベルに合った本、お話の内容が、シンプルなこと。必ずハッピーエンドになってほしい。無事お母さんのもとへ帰ってくる。よかったねえ、で終わる。
わが子のみの場合は、たとえ悲しい結末でも、抱きしめて、フォローすることが出来る。でも、園児大勢をハグ出来ないよね。不安を抱えたままにしておくのは、酷な事です。

お話の筋が、ふくらみ過ぎて、子ども達が、ついていけないことがある。話が、あちこちに飛んでいったり、唐突に登場人物が増えたり、言いたいことが、二つ以上あったり。理解できなくなると、集中できなくなって、ソッポを向いてしまいます。もしくは、言葉が言葉ではなく、ただの雑音になり、心地よい眠気を誘います。まずは、本って、楽しいものだねえ、と感じてもらいたい。勉強するための本でもなく。

「コツ」はまだまだあるけれど、取りあえず、それだけを伝えました。

きっと優しい、素敵な先生になる、そんなお嬢さんでした。
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