今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

リン一家に安らぎを

2020年02月19日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
昨年7月に突如として勃発した粗相問題、ようやくその実態が見えてきた。
本記事最下段に記した関連記事が示すように、原因を探るうちにカテゴリーを横断して展開の広がりを見せ、未だに収束には至っていません。そうなんです。粗相した〇ンチの片付け、もうすっかり慣れてプロ並み(?)になってしまいました。

一方、早く解決しないと猫たちのストレスにも限界がある。昨年はいろいろ原因を探ったが結局わからなかった。今年になって、保護者自身がほんわかに変身するとニャーやちび太も変わってきた。すると粗相騒動が落ち着きを見せてきたのです。少なくとも2階での粗相はなくなった。このまま収まるかと期待し始めた頃、今度は何とリビングのテーブル下に粗相が。犯人(猫)はクウでした。

一家団欒の食事中(手前リン、左キー、右クウ)

◇クウが粗相してしまう理由
この家にはしっかり馴染んでも、まだ保護者にも他の猫たちにも馴染めないクウ。特に目をつけられてしまったニャーと、チキン、ポニーの子猫たちは避けて暮らす。一時は1階に下りて来られず2階の住人(猫)になっていたが、ニャーが温和になってからは少しづつ1階のリビングに居住を戻してきた。とは言えまだまだ気を許せない。それでかつてのリンのように、リビングのテーブル下が主な居場所になったのです。

みんながリビングにいるとテーブル下のクウはトイレにもいけない。ついには我慢できずに・・・、というパターンでした。子猫たち(チキンとポニー)はクウだけでなくリンとキーも相容れない。リンは一喝して寄せ付けない凄みがあるけど、キーはクウ同様に逃げ回る。

今は使っていないテーブルの下が主な居場所
(右椅子にリン、左椅子にキー、奥床にクウ、上にニャー写真左ポニー右チキン)

リン一家にとっての悩みはトイレで、苦手な猫がいるとできない。先日はトイレに入ったキーがチキンに接近され、脱衣室の奥に逃げたら入口に居座られ、進退窮まって刹那糞を落とすという一幕もあった。リンがちび太にストーキングされていた頃、一番困っていたのがやはりトイレでした。何故かリン一家がトイレに行くと、チキン、ポニー、ちび太が付きまとう。トイレの数や場所の問題ではないのだ。

一方リンとクウに警戒されるニャーも、リンに警戒されるちび太も、キーとクウに警戒されるチキンとポニーも、何か邪心があるわけではない。チキンとポニーの場合は子猫が大人の猫に絡んで狩りの練習をする類のもの。テンちゃんが大きくなったちび太にひっくり返されていたのを思い出す。ニャーにしても、今は以前のようにリンやクウと並んで食べたりもする。リンにはそれがわかってきたけど、クウの過度の警戒はむしろニャーを刺激しているように見えるのです。

テーブル下のリン

◇深窓のご令息?
触れないと言っても、クウが保護者に「シャー」をやることはない。近付けば逃げ、不意に接近すると猫パンチも。しかも妻には爪なしだ。一方おねだりのときは遠慮がちにすりすりしてくる。リラックスしてひとりお遊びのときはゴロンゴロン、無邪気でかわいい。幼少の頃からもう2年以上の付き合いなのに馴れてない。その分純粋純情で猫本来の姿が見え、ああ、ネコってこんなにかわいいんだ、と教えてくれるのです。普段はそれでいいのだが、何かあって捕まえようとすると大暴れとなる。キーもクウほどではないけど同じだ。

スリッパでひとりお遊びのクウ

こうして考えてみると、リン一家が狙われるのはどうやらこの一家自身に問題がありそうだ。なんらかの理由でキーとクウの社会化がうまくいかなかったのではないか。この2匹を育てたのはリンと自分とソトチビ。ただ、自分と通いだったソトチビはさほど接触頻度が多くない。他の誰かが関与した形跡はない。兄弟が5ヶ月くらいのとき母親リンの不妊手術を行った。10日後に兄弟のもとに返したが、それから2週間後に一家揃って家に迎えた。そのとき家には関係が改善しつつあったニャーとみうがいた。ちび太が店から合流してきたのはその1ヶ月後だ。

やはりキーとクウは幼少時の経験が不足していて、そのために保護者や他の猫たちの干渉に免疫がないのかも。簡単にネットで調べてみても、社会化が不足すると恐怖に対する感性が強くなるとある。まさにキーとクウだ。


いまでもとっても仲のいいツインズです(左クウ、右キー)

その反面、彼らは汚れなき心を持っている。クウのあの大きな目でじっと見つめられると、自分の心の中まで全部見られているような気がしてしまう。できれば彼らには、その純情無垢な心根をそのままに育ってもらいたい。そして保護者にも他の猫たちにも気兼ねなく、おおらかに伸び伸びと育ってもらいたい。それができれば、粗相問題も自ずから解決するに違いない。

またひとつ、保護者の課題が増えました。

かつてのような一家団欒の時間が増えてきた
(左からキー、クウ、リン)

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