今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

屋根の上のクウ

2019年04月21日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
さて、当家の屋根については過去記事「屋根はいいニャー」をご参照下さい。2階のベランダから屋根に出られるのですが何と言っても最高の日当たり場所、かつての3匹組(ハナ、テツ、くも)にとってはとっておきの憩いの場でした。しかし身体能力の高いニャーが2度ほど地上に下りて脱走。それ以来、猫たちにとってこの憩いの場は出入り禁止となっています。

ところで話は変わって、先日キーが脱走してから1週間くらい経った日のことです。その日は妻が非番で、自分が帰宅したのが20時頃。帰宅すると猫たちの様子を確認するのが日課です。でもクウがいない。家中どう探してもいない。妻に尋ねると最後に見たのは11時頃だと言う。夕食のときも出てこないからどこかで寝てるのかと思ったと・・。 そののん気さに呆れた。確かに猫はよく寝るけど、長くても3時間もすれば目を覚ます。ましてやクウが夕食に出てこないなんてあり得ないのに。


相変わらずのツウィンズ(クウ・左とキー)

いよいよクウの脱走を認めざるを得なくなった。昨春の大脱走のときもそうでした。保護者夫婦の注意力の波なのかバイオリズムなのか、2度あることは3度ある。あの時以来安定していたのに、先日キーの家出騒動が起こると早速続いたのです。しかも今回はいつどこからどう出たのか心当たりすらない。その日の妻の行動を細かく確認して、やはり玄関から出た隙に一緒に出てしまったとしか考えられなかった。出てから時間も経っているし、しかも人馴れしてない野生児のクウ。それでも帰ってくるとは思いつつも、やはり大変なことになったぞと。

それで結局、もう手馴れたマニュアル通りにトイレ砂出してカリカリ出して、その夜に限って最近は殆ど見ない黄色くんがいたのでカリカリあげて帰ってもらって、夜は勝手口ドア開け作戦を実行しました。クウはキーと違って外では鳴かないので、こっちから気付くということがまずないのです。迷惑だったのは他の猫たち、それぞれの部屋に閉じ込めて我慢してもらいました。自分も覚悟の徹夜だった。


翌日の明け方にクウを探すキーも、外を眺めることが多かった

でも結局、クウは気配すらなかった。翌朝妻が店に出勤した後も自分は家で待機した。10時頃になって、自分の部屋(2階の和室)でうとうとしていると、キーが窓辺でやけにうるさい。ふと見ると、何とベランダにクウがいた。慌てて窓を開けて中に入れようとすると、クウは屋根へと逃げていった。クウは妻が洗濯物を干したときに、一緒にベランダに出て締め出されたのだ。


屋根の上のクウ (写真中央やや左)
※ピンボケは携帯の限界でスミマセン

それで作戦を変えて、和室の押入れの天井にある点検口を開けておいた。実は屋根の奥から2階の天井に下りられるのです。前夜も何度か2階でトンという音がしたのは、クウが天井に下りた音だったのだ。それから1時間もしないうちに、クウは点検口から自力で帰還しました。まあ、クウも身体能力の高い猫。一晩屋根にいて地上に下りなかったのはラッキーだったのかもしれません。


クウの後方から2階の天井に下りられる

まったく、老夫婦の保護者は危なっかしくて見てられない、などと言うなかれ。日に日に落ちる注意力と俊敏性。車の運転と同じで、そのことだけはしっかりと自覚し続けなければいけません。 ところで、先に書いた2度あることは3度あるって・・。そう、今回のクウの騒動は2度目です。そして実は、3度目もあったのです。

クウ騒動の直ぐ後、外ニャンにご飯をあげようと勝手口を開けた途端にキーが一気に飛び出した。今度ははじめから狙っていた確信犯でした。そのときは2時間ほどのドア開け作戦で帰ってきたけど、何のケレン味もなく当然のように外に出ようとするキーは、当面は要注意猫となりました。 いやはや、やっぱり危なっかしくて見てられない??

愛猫の家出にはくれぐれも気をつけましょう。自分も、家猫ではなかったけどシャッポに失踪されたときは(無事にたいする)不安と後悔と自責の連続だった。あの胸苦しい日々を、忘れることはできません。


悪ガキ同盟(遊び仲間)のちび太・右と

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