難治性口内炎の痛みと闘いながらの日々を送るサクラ。
行動は他の猫たちと変わらないのだけど、どこかはかなく見える。
食欲はある方だ。
ウェットに関してはよく食べるし、カリカリも患部を痛がりながら少しは食べる。
だからお腹はいつも結構張っている。
でも首から背骨周りや手足の関節周りはまさに骨と皮だけ、テントテストすらできないほどガリガリに痩せているのです。
最近は自分で毛繕いするようになったけど、それでも毛並みはぼさぼさのまま。
また首が細くなって、首輪が頭から抜けそう
サクラは3週間の"休肝日"を終えました。
食べるとき以外の休眠中などにも時折口をあぐあぐしたり手で掻きむしったり。
幹部が沁みて安息できない様子が1日に数回見られるようになって、限界と判断した。
現在はまたステロイドを所定量の半量投与しています。
カリカリを食べるときは軽く痛がる様子も見られるけど、普段は落ち着いてきた。
やはりサクラにとってステロイドは必需品。
でも今回のテストで、2週間くらいなら薬止めても大丈夫だとわかったのは大きい。
先生の話では、1週間止めることが出来れば副作用防止に大変有効だと。
何となく他猫の傍にちょこんといるサクラ(右端)
相変わらず自分では水を飲まない。
毎日最低1回はチュールでだましだまし薄いスープを飲ませます。
水分量の多いかるかんの「パテ」も1袋。この食事介助は欠かせません。
サクラもわかっていて、その時間になると介助部屋の出窓に行って待機。
結局自分で飲み食べするのだけど、きっかけはスプーンで口に運ばないと飲まない。
朝のウェットやカリカリは他猫たちと一緒、同じように食べます。
最近はピーピーとくれくれ鳴きするようになった。
蚊の鳴くような小さな声だったのが、今でははっきりと聞こえるほど大きくなりました。
死んだような寝方はダイフクの影響?
他猫とのコミュニケーションが殆どない。みんなと一緒にいてもいつも独りでいる感じ。
動きは結構活発だし周囲にしっかりと打ち解けている。
でも何だろう。
今にもポキッと折れちゃいそうな、明日にもさっさと逝っちゃいそうな、何となくこの世にいるとは思えない感じ。
とっても線が細いのです。
妻も同様に感じるのだろう、ある日しんみりと「この子、長生きしそうもないね。」
かつて同じように線が細かった猫、今は亡き「みう」にもそんなきらいがあった。
それが遠慮がちな猫の特徴だと書いているサイトにも出会った。
みうには随分思い入れし、みうも頑張ってやがてリビングの華になった。
だが、その矢先に急逝した。
最近サクラがみうに重なって見えるのです。
だからサクラには、頑張って長生きしてほしい。
難治性口内炎の克服。サクラはとにかく、頑張って食べること。
サクラと保護者の二人三脚の闘いは続きます。
ここ数日は廊下の片隅が居場所