今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

風来坊健在 ~その後のモドキ~

2018年12月19日 | モドキ
前記事では消息を絶って心配したモドキのその後です。
モドキが来なくなって2週間ほど経ったある夕方、スタッフがモドキを目撃しました。でもそれはいつもの場所、スタッフルームの前ではなかった。モドキは店の外を回って裏側に消えたらしい。直ぐに来ると思ってご飯を用意したけど、結局食べには来なかったとか。

それからも何人かのスタッフが店の外を通過するモドキを目撃。そのうちモドキは店にも現れ、しかしそのまま通過して裏へと消えた。店と言ってもいつもの場所ではなくて、それまでは見かけなかった場所です。ご飯を出しても前を素通りすることもあった。何処か他所で食べていることは明らかだが、"腐れ縁"と思って店に来ているような感じだった。


店を素通りして裏ゲートから消えるモドキ

やがて寒さが増してきて、モドキはいつの間にか冬モード(ボス顔でひと回り大きい)になっていた。今では週2回ほど店に顔を出して、食べて帰ることもあります。時間は午前から夜までまちまち。以前のようにラッパ声でご飯の催促をすることもなく、静かにスタッフルームの前で少したたずんで、店裏へと消えていきます。先日は裏駐車場に消え行くモドキを発見、名前を呼ぶと、モドキは振り向いて「キュウ」とひと鳴きして、そのまま去っていきました。


スタッフルームを覗くモドキ

一段と寒くなった先週は、モドキのためにBYに置いた寝床に気付かないのかと思って、置き場所を食事場の近くに変えてみました。モドキが使えば、カイロを入れて暖房付にできるのですが、今のところモドキはお気に召さないのか見向きもしません。氷点下になるほどの厳しい寒さの中、食べ物を求めてうろつくノラたちの姿は痛々しい限り。モドキは、まだ世話してくれる人がいるだけ幸せなのかもしれないな。


モドキの奥に見えるのが用意した寝床(もともとはテンちゃんのでした)

ところで、今はモドキの他にも店でお世話している子がいます。それはダイフクやカブキやミセミケではなく、先月はじめに紹介したミケチビちゃん。姿を確認することが殆どないので一見さんの扱いだけど、どうやら常連になりつつあるようだ。と言っても、相変わらず出会うことは殆どありません。

ミケチビは、昼間はどこにいるのかまったく不明。でもおそらく夕方頃になるとレジ室(生花ギフトコーナー)の床下に潜り込んで待機、店が終わって静かになれば観葉コーナー側に抜け出る。観葉コーナーは土間仕様で暖房しています。夕方ここにご飯を置くと翌朝には必ず空になる。時々棚下で食べているミケチビが目撃されています。

この場所は昨冬はモドキも使ったことがある。今年は、今のところモドキとは住み分けしています。ミケチビはまだ姿すら見えない存在だけど、こうして命を繋いでくれれば、いつかは保護する機会も生まれると思います。


店に現れた当初、モドキのご飯を食べるミケチビ
(場所を観葉室に移動してからの写真はまだありません)

さて、シロキを保護した今、モドキは次の保護対象にもっとも近い存在だ。落ち着くまで時間のかかりそうなシロキの状況にもよるけど、モドキも何とか保護までもっていきたい。とは言え保護するにはもう少し馴れないと無理なので、その辺の調整とタイミングが難しい。何より、その時が来るまでこの店を見限らないでほしいと願うばかりです。


店裏から裏駐車場を眺めるモドキ

コメント
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