今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

子ニャンのパワーだ ドドドドドッ!

2018年09月18日 | 大家族の日常
「大家族に挑戦」シリーズも第4弾となりました。

テリーの里親さんが直ぐに決まったので今はハリーを加えて7匹です。里親さん探しはハリーだけ。外の"予備軍"は白黄に新顔ちゃんにモドキ。ソトチビやダイフクも再会できたら何とかしたい。そうは言っても、わが家が限界となれば第三者の手助けを求めなければなりません。無理をせずにどこまでノラたちを保護できるか。今後の方向性を確認する上で、わが家の現状を検証していくことが大事なのだと思っています。


朝一で往来を眺めるのがニャーの日課

わが家は部屋数が5室でリビングは2室分の広さ。それにキッチンや洗面所に納戸、比較的長い廊下が1、2階にある。今のところ7匹でも当初心配したようなスペース的問題は感じないけど、自分の居場所を次々と使われてストレス気味なのが先住猫のニャー。 FIV+のハリーは、ボスキャラの顔立ちに似合わず小心者のおっとりさんなので、今は他の猫と一緒に過ごしています。

大家族になってほぼ半年。度重なる脱走を除けば大きな混乱もなく平穏に過ごしてきた。今は7匹の中にどうしても折が合わないという関係はないが、仮に仲が悪かったとしても、スペースさえあればそれなりにやっていけると思います。大事なのは保護者がしっかり目を光らせていること、ではあるのですが、実はそれが難しいと最近になって感じています。

というのも猫が7匹に保護者が2人、猫の方が断然多い。下手すると猫社会に人間がいる感じになって、猫が保護者よりも他の猫を気にするようになる。猫同士の取り込み中に声をかけても、「何だよお前」って感じで無視されたり。実際問題として新しい猫がなかなか懐かなかったり逆に懐いていた猫との距離を感じ始めたり、この問題はもう少し真剣に考える必要がありそうだ。一方お店のテンちゃんは毎日スタッフやお客さんに囲まれて暮らしているうちに、人間との接し方をしっかりと把握しているのです。

もうひとつ思ったこと。同じ頭数でも子ニャンと成猫では全然違う。確かに子ニャンは新しい環境にも直ぐに慣れる。だから迎え易いのではあるけど、とにかくそのパワーというか落ち着きのなさは滅茶苦茶だ。特に子ニャンが複数になったときはその破壊力も全開。とても人間の手に負えるもんじゃないです。確かに可愛さも10倍だけど、その破壊力に耐える覚悟は必要。一方成猫相手なら、"気心の知れた大人の付き合い"だって夢じゃない。


(手前から)ちび太、ハリー、キー、クウ

先日のこと。
キーがスーパーの空袋で遊んでいるうちに袋が腰に引っかかってしまった。初めは面白そうに遊んでいたのがいつまでも取れないので次第に本人(猫)が焦り始めた。不憫に思った妻が取り除いてやろうと手を出したのがきっかけでスウィッチが入った。袋から逃げようと一目散に駆け出したのです。

キーはそのときキッチンにいた。キッチンからリビング、リビングから廊下、2度の曲がりを経て再びキッチンへ。2階や他の部屋には行かず、付きまとう袋から逃げようとひたすら走りまくった。クウとちび太が直ぐに加わり、さらにその後をハリーまでが追い始めた。全速力と言うよりは早足のような走り方で顔は真剣そのもののキー。何とか袋を外そうと必死の様子だが、他の猫たちはどちらかというと面白半分? 4匹はキーを先頭に、西部劇に出てくるバッファローの大群のようにドドドドドッと行進を続け、外にいたニャーを除いてみうとリンが呆れた様子でそれを眺める。


リン(右)とみう

そのとき妻はキッチンに、自分はリビングでテレビを見ていた。ドドドドドッと地響きとともに行進する子ニャンたち。ああまたか、こっちももう慣れっこだ。 と、そのとき、クウが3周目のリビングに入った集団から外れ、廊下に抜けずに真っ直ぐに窓まで突っ走って、その勢いでレースのカーテン越しに網戸に激突した。すると網戸が衝撃で外れ、庭でくつろいでいたニャーのところまで5mほどすっ飛んだ。慌てたの何の、自分は直ぐに窓を閉め、妻は玄関から飛び出した。

クウがありゃ? って感じで直ぐに集団の方へと引き返したので事なきを得たが、もしそのまま外に出ていたら大変な事になるところだった。網戸は桟側は開けられないようにガムテープで固定してあったけど、中央側は何もしてなかったのです。破れた部分を修復して中央側も固定し、それ以来窓は半分以上は開けないようにしています。キーは、最終的に床の間のガラクタの中に隠れて、しばらくしてから自力で袋を外しました。


仲のいい3匹:(左から)ちび太、キー、クウ

それにしても恐るべし子ニャンのパワー。そして計り知れないその行動。ただ、1才半を越えたハリーはしっかり落ち着いているし、ちび太も1才過ぎた最近は落ち着きが出てきた。1才になったキーとクウの落ち着きのなさは、子ニャンというだけの理由ではなさそうだ。キーとクウがちび太やハリーと大きく違う点、それは保護者への馴れです。特にクウはノラ時代とまったく変わらない人間不信の持ち主。確かに妻との絆は感じるが、能動的なインターアクションまでは発展しそうもない。

家猫となった以上、保護者に馴れない限り落ち着いた生活はできないだろう。今後は本人(猫)たちのためにもわが家のためにも、キーとクウを如何に人馴れさせるかがポイントになりそうです。


かつての定位置でくつろぐ機会も少なくなったニャー


コメント
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