最近、 ふわっとした感じの短パンを穿いてる若者を見た。
王子さまのズボンみたいな短パン。 ブルマを思いだした。
子供の頃、 母がこげ茶色の布でブルマを縫った。
黒い布はなかったのでこげ茶色の布で縫った。
「これ穿かん、 だって黒じゃなかもん…」
「色は黒じゃなくても、 よかと。 はきなさい!」
だいぶ母にごねまくったが、 だめだった。
こげ茶色のブルマは目立つ、 子供同士は特にね。
「ねこちゃんと、 黒じゃなかたい!」
「色のちがうけん、 おかしい。 なんで?」
私はブルマを穿かずに体育に出るようになった。
先生や親に何度も怒られた…。
人と違う色のブルマ、 何か言われるのが嫌だった。
子供は、 そんな気持ちを先生や親に伝えきれない
意地でも穿かなかったブルマ。
そして、 私の通知表の体育は「1」になった。
自分の気持ちでいっぱいいっぱいだった子供の私。
母の悲しそうな顔に気づくことはできなかった。
今さらけど、 お母さん、 ブルマを縫ってくれてありがとう。
最後までブルマはかなくて、 ごめんね。
王子さまのズボンみたいな短パン。 ブルマを思いだした。
子供の頃、 母がこげ茶色の布でブルマを縫った。
黒い布はなかったのでこげ茶色の布で縫った。
「これ穿かん、 だって黒じゃなかもん…」
「色は黒じゃなくても、 よかと。 はきなさい!」
だいぶ母にごねまくったが、 だめだった。
こげ茶色のブルマは目立つ、 子供同士は特にね。
「ねこちゃんと、 黒じゃなかたい!」
「色のちがうけん、 おかしい。 なんで?」
私はブルマを穿かずに体育に出るようになった。
先生や親に何度も怒られた…。
人と違う色のブルマ、 何か言われるのが嫌だった。
子供は、 そんな気持ちを先生や親に伝えきれない
意地でも穿かなかったブルマ。
そして、 私の通知表の体育は「1」になった。
自分の気持ちでいっぱいいっぱいだった子供の私。
母の悲しそうな顔に気づくことはできなかった。
今さらけど、 お母さん、 ブルマを縫ってくれてありがとう。
最後までブルマはかなくて、 ごめんね。