秋の道草

　道草を食っちゃったのである。といっても、雑草を採取して調理して食したわけではない。


　うぉっほん、ここからは内緒の話なのであるが、実は今日は少し郡部のほう（つまり私の住んでいる田舎よりももっと田舎の山の中）へ仕事関係で行ったのである。（ブログで記事にするこんなオープンな内緒がほかにあるだろうか？）

　で、一仕事終わって、帰る時に発見したのだ！　
　
　何を？　って？　へへ、どーしよぅかなー…とまあ、出し惜しみしても可愛いのは２０代前半までの女の子だけであるので、すぐに明らかにする。


　栗だ☆

　…。

　もう一回言うよ。

　栗だ！！

　もう一回…いいか、言わなくて。いや、今日の文章はこんな文体でいくことにしたのよ。何回言ってもインパクトの少ないものは変わらないが。

　早い話が、（まあ、だいぶ大まわりしたが）、道端アンジェリ、じゃなかった、道端に栗が落ちているのを発見したのである。運転中は注意散漫な南日本海人、こういう採集狩猟本能が働くようなものに関しては、ものすごい動体視力が働くのである。
　それでもちろん、車を止めて、拾ったよ。

　それも二か所で発見したのである。

　しかし、どうして栗拾いって、こんなに面白いんだろう。夢中になってしまった。もう少しで次の予定に遅れるところであった。

　で、これがその写真である。


　


　ほとんどはシバ栗という小さめの栗だが（これが小さいがうまいのだ）、大きな立派な栗も五個ほど拾った。二十個ぐらいあっただろうか、コンビニのコブクロに入れて、家に持ち帰ると家人たちが喜んだ。
　良かった良かった。食糧を家に持ち帰って家族を養うことが出来た。

　
　これすなわち、道草ならぬ、道栗である。


　道栗…、

　見ちくり…（方言なんで、よくわからない人もいるかもしれませんが、そういう方はぜひ、南日本海地方、それも石見に５年間ぐらい住んでみてくださいね。わかるようになりますから。）


　今日はこの文体だから、もう一度言うよ。

　道栗…、見ちくり…。

　見てくれい…（涙目）。


　…ハグハグ。