ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

たくさんの箱

2009年11月21日 | 子どものこと
 今日は子供ネタである。仕事から帰ると、古い家人の部屋でテレビが付いていた。そのまま上がって、台所に行くと、古い家人がいた。あれ、テレビが付けっぱなしなのか。珍しいな。そう思いながら、家の中や内外をうろうろしていると、ふと気づいた。古い家人の部屋で人の気配がする。ん? 
 引き戸を開けてみると、はたして息子がいた。古い家人の布団の上に横になって毛布をかぶって寝ている。「あれ、どうしたん? 具合が悪い?」気になってきくと、「ううん、DVD見てるの」はは、なんだ。
 我が家にはDVDプレーヤー付のビデオデッキと、なしのビデオデッキがあり、詳しいいきさつは語らないが、DVD付が古い家人の部屋にあり、なしのものが茶の間に置いてある。付け加えればテレビはその2箇所だけである。
 最近のレンタルはDVDが多いため、必然的にDVDは古い家人の部屋=おばあちゃんの部屋でしか見ることができないのである。あ、私のパソコンでもDVDが見られるが、許可制なので、それは滅多にない。なので、そうして、時々、古い家人の寝室(申し訳ないが、寝るだけの部屋なので4帖もない、狭い部屋だ。)で子供たち、特に息子の方は見ていることが多いのだ。
 おばあちゃんの部屋(寝室)で毛布にくるまってマンガのDVDを見る息子・・・。狭い部屋だが、なんとなく安心感があるようだ。それを見て、ほほえましく思った私である。ああ、おばあちゃんがいるということはいいことだな。
 子供にとって、保護してやる存在として、親はもちろんだが、こうして、祖父母が居てくれるということは実はありがたいことである。自分を受け入れてくれるところが多数あればあるほど、子供の心は受容を感じ、安定した心になると思うのだ。
 言い換えると、逃げ場がたくさんあるということだ。人が生きていくうえで、苦しいこともあるが、その時に精神的な安定性を保つためには、子供のころの安心感が重要なファクターであると思う。その意味で、このように祖父母や、あるいは仲のいい気心の知れたご近所さん、または親戚などの受容してくれる「箱」が多くあればあるほどいいと思う。
ちょっとの壁でへこむことのないように。安定した心で強く生きられるように育つことを願う。
ありがたいことである。

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