魔法のコトバ、魔法の音と映像

　生きていると数々のことが起き、喜んだり、落胆したり、ストレスを受けたり、いろんな精神状態になるわけである。順調な時はいいが、そうでないときは、何かそれを和らげたり、癒したりするアイテムが必要だ。
　うまくいかないことがある時、最近、私はそのことについて、考えるのを停止する。（それでも少しはそのことが気にはなるが、つとめて考えないようにしている。）ただ、そのことを忘れているだけではなんとなく不足で、自分にエネルギーを注入してやるものが必要かなと思う。
　物でもいい、人でもいい、アートや、フィクションでもいいと思う。最近の私のその元気アイテムの一つに、映画「ハチミツとクローバー」及び、その音楽がある。
　スピッツさんという人の「魔法のコトバ」という曲が、映画の中で流れるが、この曲がとてもスクリーンにフィットしていて、気に入っている。この曲を聴きながら、この映画を見ていると、元気が出てくる。
　なんだろう。この一つの音が耳に入ること、映像が目から入ることによって、私の脳内に何かが発生して、気持ちがよくなってくるのだ。
　これはまさに「魔法」だ。
　考えてみれば、これは実に不思議なことだ。どんなしくみになっているのだろう。
　しかし、まあそのことはどうでもいい。
　今、私に必要なのは、その音を聴き、その映像を見ることなのだ。

　♪・・・。