ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

悲しみ、誇り、そして希望

2011年03月13日 | 日々(ふつうに)
 この前、ブログ1011回記念の記事を書いてから、一週間もたたないが、こんな記事を書くようになるとは思わなかった。
 ここ、二日間は、皆さんも同じだろうが、東北関東の大地震のニュースをずっと見ていた。
 まさか、このような大地震が起ころうとは、誰も思わなかっただろう。
 昔小松左京が書いた『日本沈没』という、映画化もされた小説のような、まるで悪夢を見ているかのような出来事だ。

 犠牲者の数もまだまだこれから増えるだろうし、被害も底知れない物がある。
 被災地の方々には心からお気の毒であるし、気を強く持っていってもらいたいと祈っている。

 テレビを見ていて、一つ、はっとするようなことがあった。それは、大船渡市だったか、南三陸町であったか、そこの崩壊した家から救出された被災者の方の映像だった。
 年配の男性だったが、その人は、崩れた家から出てくると、顔には笑みを浮かべて、こう言ったのだ。
「だいじょうぶ、また再建する。チリ地震の時も被害をうけたが、再建した。きっと再建する」

 私はこの言葉を聞いて、頭がいっきに熱くなってしまった。
 家をなくし、町をなくし、たぶん家族もなくしたであろうその男性の、おそろしいまでの力強さに満ちた、前を向いた言葉に、感動で震えがきてしまったのだ。

 「だいじょうぶ、また再建する」
 そんな状況で普通に言える言葉ではない。

 ネットのニュースを見ると、アメリカでも、中国でさえも、日本人はすごいという発言のニュースが出ていたが、まさに、上のような映像を見ると、日本人は大したものだなと思う。
 けっして、打ちのめされたままでは終わらない。

 かならず、きっと、いつの日か、これを再建する。

 私たちの手で。

 

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