子供が好きなマンガ雑誌に『コロコロ』というのがあり、その中にギャグマンガで、『でんぢゃらすじーさん』というのがあることを、以前に書いたことがある。なかなか面白いギャグマンガで、このあいだ亡くなった赤塚不二夫などの正統派のナンセンスギャグマンガの系統を受け継いでいると思う。
『月刊コロコロ』に連載されているのだが、時々別冊で読み切りの作品が一緒に出ることがある。この別冊がまたいいのだ。別冊なので、ストーリーはやや長く、短編と長編の間の中編というところだが、ギャグだけではなく、案外、シリアスなテーマを扱っていたりするのである。
今月号の別冊は、『お金』がテーマの中編であった。笑いはいつもの調子だが、このテーマで、お金を目標とし、第一義とする悪の敵キャラクターが出てくるが、これに対して、主人公のデンジャラスじいさんは、「おまえは四位だ!」と決め付ける。お金が一番と主張する相手に対して、一番ではなく、四番だと言うのである。
それでは、お金より上位のものは何か?
三位「夢」、二位「友達」、そして一位は「家族」であると断言しながら、悪のキャラクターに勝つのである。また、その上位の三つのものを守るために、お金を大切にしなければならないとも言い添える。
なんとためになるギャグマンガであろう。ギャグマンガというより、教育マンガである。
読んで笑いながら、おお、いいことを言うなあと感心した次第である。このマンガは、笑えるばかりか、教育上にもたいへん好ましいと、親として感じた次第である。子供というのは純粋である。そうやって笑いながらも、大切なことを学んでいくのではなかろうか。その意味でこのマンガ、優等生的ギャグ教育マンガであると思う。
ひとこと、言い足しておくが、ギャグのアイデアも面白い。いつも、あっと言わせさせながら、爆笑させられる。
曽山一寿、えらい!
『月刊コロコロ』に連載されているのだが、時々別冊で読み切りの作品が一緒に出ることがある。この別冊がまたいいのだ。別冊なので、ストーリーはやや長く、短編と長編の間の中編というところだが、ギャグだけではなく、案外、シリアスなテーマを扱っていたりするのである。
今月号の別冊は、『お金』がテーマの中編であった。笑いはいつもの調子だが、このテーマで、お金を目標とし、第一義とする悪の敵キャラクターが出てくるが、これに対して、主人公のデンジャラスじいさんは、「おまえは四位だ!」と決め付ける。お金が一番と主張する相手に対して、一番ではなく、四番だと言うのである。
それでは、お金より上位のものは何か?
三位「夢」、二位「友達」、そして一位は「家族」であると断言しながら、悪のキャラクターに勝つのである。また、その上位の三つのものを守るために、お金を大切にしなければならないとも言い添える。
なんとためになるギャグマンガであろう。ギャグマンガというより、教育マンガである。
読んで笑いながら、おお、いいことを言うなあと感心した次第である。このマンガは、笑えるばかりか、教育上にもたいへん好ましいと、親として感じた次第である。子供というのは純粋である。そうやって笑いながらも、大切なことを学んでいくのではなかろうか。その意味でこのマンガ、優等生的ギャグ教育マンガであると思う。
ひとこと、言い足しておくが、ギャグのアイデアも面白い。いつも、あっと言わせさせながら、爆笑させられる。
曽山一寿、えらい!