ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

人間のエゴイズム

2009年10月30日 | 日々(ふつうに)
 最近短い期間に同じような光景を何度も見たので、こりゃ、じいさんもう、黙っちゃおられん、ということで一言文句をいう。
 近頃のペットを飼っている人のことだ。
 どうもはやりらしく、猫のような大きさ、あるいはそれ以下ぐらいの小さな犬を飼っている人をよく見かけるようになった。以前、その犬に服を着せて歩いている人を見て、じいさん、一回文句を付けたところである。(いいんだけどね、ほんとは。)
 今日は服のことではない。
 「抱っこ」である。
 どうして、あの犬たちを飼い主は抱っこして歩いているのであるか。犬は歩くものである。人間の赤ちゃんとは違うのだ。人間の赤ちゃんは1歳を超えないと立ってあるけないので、親は抱っこして歩くか、ベビーカーに乗せて散歩するわけである。
 しかし、犬というもの、生まれてからすぐに歩けるのである。どこに行くにも、抱っこしてやる必要はまったくない。
 にもかかわらず、小型の犬を抱っこしてあちこち動いている人がいる。これはもう、犬を抱くという物理的な接触の官能状態を楽しんでいるというほか考えられないわけである。なんだか、浅ましい感じがしないかなあ。私はこうしていつも犬を抱っこしていないと落ち着かないんですよ。気持ちいいから抱っこしているんです・・・。ほんとうは犬に抱っこされているのだ。
 抱っこされている犬のほうは、素直に受け入れているように見えるし、実際楽だろうから、じっとされるがままになっている。
 しかし、これはどうも、なんとなくおかしい。第一犬が運動不足になるではないか。かわいがっているように見えて実は、人間のエゴイズムだと思う。
 犬と人間は太古からの友達、友達は抱っこして歩くものではなく、連れだってあるくものである。
 我が家の犬だってそうである。滅多に散歩に連れて行ってやらない私が、たまにそうしてやると、上を下への大騒ぎで喜ぶ。その時はまことにもって、愛い(うい)やつじゃのう、と思う。まあ、うちの犬は重すぎて抱っこすることは物理的に不可能であるが。

 犬を抱っこして歩くのはやめよう、の話であった。

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