春は黄色♪ 遠目に目を引くサンシュユなど～京都府立植物園2021/3上旬（3）

春の花木といって一番最初に思い浮かべる花は何でしょうか？
私はやっぱりサンシュユでしょうか。
京都府立植物園の森のカフェにほど近い場所に、サンシュユ林があります。
今の時期は、黄色一色に染まり、見事です。



火花のような蕊が魅力的。


あいにくのお天気でしたが、青空によく映えるでしょうね～


他にも春の黄色は沢山あります。
ワイルドガーデン側から植物生態園に入ってすぐのところにあるミツマタ。
長い間蕾でしたが、ついにちっちゃいくす玉のような花が咲き始めました！


あじさい園側には、かなり大きな木も。
まるで小さい灯りが点ったようです。


ミツマタと並んで咲いていたトサミズキ。
ヒュウガミズキはまだ蕾でしたが、トサミズキの方はもう満開！
一番区別しやすいのは蕊の色（トサは赤い）ですが、どちらが好きかは賛否両論。
私はどちらかというと全身レモン色のヒュウガミズキの方が好きかなあ。





生態園に戻ります。
やっぱり咲いていた！　こちらはハチジョウキブシです。
キブシの仲間ですが、キブシより花序が長く立派です。
宇治川のキブシが咲くのはまだ先です・・・


雌雄異株ですが、こちらの花をみると雌蕊が目立っていたので雌株のようですね。


近くに咲いていたこちらは、ダンコウバイ。
こちらも春先に咲くクスノキ科の花として有名。
ポンポンもったチアガールに例えたことも・・・




その他、生態園にはようやくオニシバリが咲き始めていました。
ジンチョウゲ科だけあって、花はよく似ていますが、香りはあまり感じませんでした。
それより鬼も縛れる強靭な枝が気になります。


最後は、咲き始めのレンギョウで・・・
こちらはソメイヨシノが咲くころ満開になるイメージ。


いかがでしたでしょうか？
こうやって見ると、早春は黄色い花が多い！
どうもこれは、春先にいち早く活動するハエやアブが黄色に敏感なためなんだそうです。
黄色い花がよく目立つ→受粉してもらえる確率が高い→繁栄する・・・
ということなのでしょうか。
面白いですね！

【撮影：2021/3/6  京都府立植物園】