昨日の投稿の写真を撮った時点でダムの放流量は約450立方m/秒と言いました。
そしてその直後に約780立方m/秒になったとも・・・
このマックスに近い放流量はそのあと10日近く続き、8/27にようやく250立方m/秒まで落ち着きました。
今日お見せするのはそのマックスに近い放流量のときの天ケ瀬ダムと宇治川の様子です。
管理された放流による流れなので危なくないのですが、改めて見るとその迫力に圧倒されます。
とりあえずご覧くださいませ。
この日はちゃちゃっと車でお出かけ。
いつもの場所に車を停めて、歩き始めてすぐ何となく気になるものを見つけて後戻り。
しげしげ眺めたら、なんと前には気づかなったコカモメヅル!
写真ぼけぼけですが、トイレ前の植え込み以外にもあったとは、ちょっと嬉しいです。
さて、いよいよダム。どんな感じでしょうか。
おや? 昨日の写真とそれほど変わって見えません。
ある程度増えると分からないものですね。
でも少し引いて見てみると・・・
やはり水の勢いが全然違いました。
後はいつものお散歩コースです。
今日は植物ではなく、水の勢いを感じてくださいませ。
とはいえ、目は山裾に・・・前に沢山の新芽が出ていて楽しみにしていた草。
キツネノマゴだったのね・・・
毎年名前の由来が話題になりますが、私は「花穂が狐のしっぽに見える」説に一票。
遠目にも目立つベニバナボロギク。
ノボロギクやダンドボロギクに比べると、花が可愛いです。
あとはオニドコロ、ヤブミョウガ、カラムシ、コアカソなど定番ばっかり。
キョロキョロしていると、頭の上に妙なもの発見!
どうみても、ヤマノイモのムカゴなのですが、根が生えてる!?
普通はつるんとしたムカゴが取れて地面に落ち、そこから根が出るはずなのですが・・・
あまりにも長雨と涼しい気候が続いたので、何か勘違いしたのでしょうか。
ちなみに、このムカゴ、触るとぽろっと取れますが、全然熟した感じではなく緑のムカゴもありました。
そんな状態でも根が出てるなんて、不思議です。
おっと、ヤマノイモの葉に小さいクモ発見!
何という名前のクモなのか、教えてくださいませ~
そしていい香りを放つクサギ・・蜜に惹かれてチョウが訪れます。
特に、黒いアゲハチョウがよく来るようです。
全然撮れていませんが、このチョウは大きな白い斑紋があったので、モンキアゲハでしょうか。
目を川側に移すと、わわわっ、こわいじゃないですか~
歩道がこんな感じになっている場所も。なぜか一部の歩道は道路と離れて川の上に。
スリル満点です。
もう一度山側へ。咲いていると期待していたあのツル植物、どうなっているでしょう。
うん、いい感じに増えていますね。
でもぱっと見、あまり花の姿は見えません。
あ、一つだけ咲いていました! そう、スズメウリの花です。
花が終わると、可愛い長球形の実がなります。
この辺でUターン、また川側の歩道から帰ります。
見て下さい、この勢い。
さっさと吊り橋を渡って対岸へ。
吊り橋で粘って写真を撮っている立派なカメラの男性がおられたので、遠慮して吊り橋の写真はなし。
遠くから・・・
ふー、いかがでしたでしょうか。
慣れているとはいえ、見るたびにすごいな~って思います。
こうやって雨がなくても水を流し、琵琶湖と川の水位を調節しているのですね。
最後は、マメヅタの胞子葉で。
これを見るたびに、ムーミンのニョロニョロを思い出します。
明日は宇治川散歩の番外編をお届けします!
【撮影:2021/8/21 宇治川】
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小さいカモメが飛んでいますよね。
例年なら、自然観察会で見るなぁって思い出します
花穂が狐のしっぽに見える、
確かに、なんでキツネノマゴって思いつつ、
これはいいですね^^
私も、これに一票です!!
スズメウリ、
こちらでも見かけますが、実ができるのが
楽しみですね
マメヅタ、ムーミンのニョロニョロ、
これも、まさにニョロニョロ、
うまい表現ですねぇ
豪雨、凄い雨量、
コントロールしてこの流れなんですから、
溢れてしまうところがあるのが分かります。
自然災害、逃れ慣れない、困ったものです
おはようございます。
ダムの放流、水量に圧倒されますね。
ダムの貯水量を計算して設計されているのでしょうが、近年の豪雨でダムが持つのか心配になることがあります。
放流のタイミングを逸すると、決壊なんてことにならないかと。
いつぞやアメリカでダム決壊の災害がありましたね!?
キツネノマゴ、花の形がキツネの顔には見えません。私も尻尾説に一票!
もうすぐ道草日記の時期ですね。
プレッシャーかけてどうするねん?!(笑)
昨日の予告で予想はしていた”天ケ瀬ダム、大、大放流中~”
やはり見てはならない物を見てしまいました。(@_@)
恐ろしい光景です、写真から自然の恐ろしさが伝わってきます。
これが動画だったら、恐らく私は目を背けるでしょう。
「管理された放流による流れなので危なくないのですが・・」
という但し書きも、気休めにしか聞こえません。
確か以前のブログで、「年に数回、琵琶湖からの放流で流れ着いた
遺体が大阪湾で見つかる」と、なつみかんさんの冷静な(冷徹な?)
コメントを思い出します。
「ふー、いかがでしたでしょうか」
最後のこの”ふー”がすべてを表しています。
本日の川とダムの写真を見たら、花たちには気の毒ですが、
脇役でもなく、単なるエキストラにすぎませんね。(^.^)
ダムで管理出来てるから水害とかから守られてるのでしょうけど、
この放出量は、先日来の大雨で河川反乱の恐怖が蘇られる方もあるでしょうね。
サッサとつり橋を渡ってって、この水流に吸い込まれそうで怖くなかったのかな?
しょっちゅう見てはるから慣れてる?
もう釣り橋は嫌だ!!(笑)
キツネノマゴもカラムシも毎日挨拶していますよ♪
キツネノマゴこんなに群生してないけど・・。
コバノカモメヅルって今頃咲くのでしたっけ?
家の子の花期覚えていません、年によって咲いたり咲かなかったりですので(^-^;
地元の川は、なつみかんさんにとってブログのネタを提供してくれますね。
凄い水量でゴーゴーと流れていますが、吊り橋も遊歩道も大丈夫そうですね。
両岸には私が知らない自然の植物がいっぱいです。
でも今日の植物は知っているほうです。
ヤマノイモのムカゴに根が生えているなんて、びっくりです。
ムカゴで増えるって分かりますね。
昔裏庭にあって、ご飯に入れて炊いたけど、子供の口には美味しくなかったです。
マメヅタの胞子葉がニョロニョロ!
白いニョロニョロのぬいぐるみを持っていますが、
断捨離しようとしても、可愛くて捨てられません。
ダム湖の放流は大事な仕事です。
こちらには川内ダムがあるのですが一度だけ放流している時に出合ったことがあります。
物凄い迫力でアッとされたことを思い出しました。
こういう時 つり橋は怖くて渡れないかも。
なつみかんさんは何時も冷静ね。
そうそう、コカモメヅル自然観察会で見たっておっしゃっていましたよね。
コロナ収まるまで、自力で観察するしかないですね・・・
キツネノマゴの名前の由来、しっぽに一票ありがとうございます^^
今、どこに出かけても咲いている花といえば、キツネノマゴばっかりです。
スズメウリはもうちょっとしたら可愛い実が沢山なると思いますので、その時はまた投稿しますね!
昨日ようやく川の水量が落ち着きました。
琵琶湖の水位、今見てみたらマイナス27cm!
ちょっと下がりすぎな気もしますが、今後のことを考えたらこのくらいでちょうどいいのかもしれませんね。
(ちなみにこの写真を撮ったときはプラス19㎝でした)
さすが鋭いですね!
こんなに勢いよく流したら、ダムごと流れないか心配になります。
これは杞憂ではなく、全国の危ないダムのワースト1!
このダムが決壊したら、宇治市民だけではなく、下流の京都、大阪府民に甚大な被害があると想定されているそうです。
なので、いま急ピッチでバイパスとなる巨大水路トンネルを作っているところです。
(ダムの写真の右側に写っている工事現場がそれです)
早く完成してほしいです。
流れの恐ろしさが伝わったようでよかったです。
ダムが突然決壊しないかぎり、計画的に放流しているのでつり橋を渡ったり、歩道をあるいても全く問題ありません。
流される人がいるのは確かですね。
年に何回かは、捜索しているのを見かけます。
今の時代、「想定外の巨大災害」が起こるのが「想定内」だそうですので、油断できませんね。
明日は穏やかな投稿予定なので、安心して見に来てくださいね!
この記事を書いているときは平気だったのですが、さっきfukurouさんのコメントに返事をしようと調べたら、「天ヶ瀬ダムは全国ワースト1の危険ダム」の記事を見つけて落ち込みました。
線状降水帯とかにあたってしまったら、本気で避難を考えないといけませんね・・・
でもその記事によると、大阪まで被害が広がると書いてあったので、どうしようもない!?
近畿の水がめ、琵琶湖の水が「垂れ流し」になるんですからね~
まあ、南郷洗堰と天ヶ瀬ダムの2段階でコントロールしているので、どちらもいっぺんに壊れることはないと信じることにします。
ほんっとに災害は嫌ですね。
穏やかな日を大切にしないといけないなって、最近特に思います。
そうそう、こちらしいちゃんのおうちの「コバノカモメヅル」ではなくて「コカモメヅル」です。
これもナツフジ同様、今年のへんてこな気候で二度咲きしたのではないかと思います。