昨日は第一目的だったサラサドウダンを中心に、ツツジ科をお届けしました。
でも六甲高山植物園のフェイスブックにも「5月が一番いい時期!」と書かれていたように、他にも見どころ満載。
疲れたらハンモックにごろんと寝転んで休むこともできます。
ただしこの日は・・・5月下旬にしては寒い!雨降りそう!
ということで、急いで見て回ることに。
回った順番ではなく、見た花の種類別に載せていくことにしますね。
(ただし、分類はいつもの通り、なつみかん流超アバウトですが・・・)
最初は六甲高山植物園に点在する水辺や湿地の花から。
入ってすぐのところには湿原っぽいエリアがあり、「あ、もう咲いてる!」のこの花が・・・
たった今までかなりの雨が降ってた感のある写真でしょう。
こちらは有名なニッコウキスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)です。
あまり自生地で見たことはありませんが、ここ六甲高山植物園ではほぼ毎年見ています。
巨大化したミズバショウの葉のわきに、クリンソウがぽつりぽつり。
これは期待が持てますね!
近くにこちらのヒオウギアヤメも咲いていました。
ヒオウギというと、オレンジのヒオウギや、隙間大好きヒメヒオウギを思い浮かべますが、アヤメもあったとは。
名前の由来は、やはり葉が扇のように広がるからなんだそうです。
調べてみたら、高山の湿地や、北海道の平地の湿原に自生するそうですね。
池の畔にも咲いていました。
アヤメは乾いたところに生えると思っていましたが、がっつり湿地好き。
同じ池の畔には、このナデシコ科の花。
確か横文字名前が付いていたはず・・・あった!2017年5月に名札を撮っていました。
「リクニス・フロスククリ」・・・覚えられへん。
池にはスイレンやコウホネの葉が沢山見えましたが、花はまだまだ少ないです。
でもちょっと咲いていました。
コウホネ(スイレン科コウホネ属)です。
コウホネ(河骨)という名前、骨が入るってちょっと珍しいですよね。
Wikipediaを見てみると、「底泥中を這う白い地下茎が骨のように見えるため」とありました。
そんな風に聞いたらちょっと怖いかも~
水辺の花の最後は、この時期サラサドウダンと同じくらい期待していた花です。
植物園のわりと端の方に群生します。
入り口です。
あ、看板があるのでクイズになりませんでしたね。
クリンソウです。ちょうどいい感じで咲いていました!!
サクラソウ科サクラソウ属、日本に自生するサクラソウ属の中では一番の大型です。
下から車輪上に付いた花が順番に咲き上り、仏塔の上部にある九輪のように見えることから名づけられました。
いったい何段くらいまであるのか、以前数えたことがありましたが、七段くらいまではありました。
雨量が少なく、気温が高い日が続くと、花弁の色が一部抜けたり綺麗ではなくなります。
その点今年は適度な雨と気温があったので、とても綺麗でした。
花の色は基本的な濃いピンクと
白のような淡いピンクに
オレンジがかった色まで!
京都北部の自生地でも、濃いピンクとオレンジがかった花は見ることができます。
シカの嫌う成分が含まれている草で、食害に合わないので最近増えているとのことです。
嬉しいですね~
こちらはほとんどがクリンソウですが、少しだけエンコウソウ(キンポウゲ科リュウキンカ属)も・・・
リュウキンカのご親戚のようですね。
けっこうな密度で咲いていましたね~
木道の突き当りはこんな感じです。
奥の方にみえるヤマツツジと、緑がとても綺麗です。
先まで行って振り返るとこんな感じ。
けっこう多くの人が楽しんでおられました。
今年は自生地に行く余裕がなかったのですが、六甲高山植物園で沢山見られたので良かったです。
それにしても、西日本の930mの山上でこんなに高山の植物がみられるとはすごいですね。
明日はもっと高山らしいラインアップにしてみますね!
【撮影:2023/5/20 六甲高山植物園】
最新の画像[もっと見る]
-
涼やかな白いホタルブクロを愛でながら 2日前
-
志津川から天ヶ瀬ダムへ 4日前
-
智積院 青葉まつり 7日前
-
ロックガーデンのお花たち 1週間前
-
まるで森の中、白い花が色々 1週間前
-
水も滴るクリンソウたち 2週間前
-
水も滴るドウダンツツジの仲間~六甲高山植物園アーカイブ2025/5下旬(1) 2週間前
-
三室戸寺のアジサイ 2週間前
-
まるでササユリ祭!~寿長生の郷2025/6上旬 3週間前
-
東寺にもいた!マガモ一家おくつろぎ中 3週間前
日光の名前が付くキスゲ、やはりノカンゾウとは違う
和を感じますね^^;
ノカンゾウに怒られそうw
アヤメは乾いたところに生える、
菖蒲、カキツバタとの違いには、そう書いてありますよね
でも元々同じグループだったんでしょうから、
水辺が好きなのかもですね^^
クリンソウ、
このクリンソウのお花畑は、見事ですね(@_@)
こんな景色を見たら、ウキウキしそうです。
しかも、色違いも有って、
淡いピンクのがお気に入りになりました^^
数年前に一度行ってから お気に入りの場所になりました
それからは毎年 一度は行かなきゃ・・と行っています
ほんとは 何度でも行きたいんですけどね
続きが楽しみです(^^♪
リクニス…は難しい名前。
コウホネの名前の由来はそんなだったのですか。
水沼の底を骨が這っていたら怖いです。💦
クリンソウが凄いですね。
下からさきあがって7段も!
仏塔の上部にある九輪のように見える…なるほどね。
こんなに沢山咲いている姿を見たいものです。
お早う御座います!
クリンソウの群生を拝見するだけでも
広さを感じます自然体で良いですね
これだけの群生地は日本一でしょうか?中に淡いピンク、オレンジ色は初めてです。
埼玉にも日本桜草の群生地が秋ヶ瀬橋の下にありますがこんなに群生していません。
秋が瀬公園も広いのですがこんな自然では有りませんテニス場、ゴルフ場が有ったり整備されすぎですよ。
今が旬のニッコウキスゲも日光の霧降高原を
思い出します。コロナになってから4年経ちますが
そろそろ行きたくなりました。
素晴らしい自然の公園ですね。
霧ヶ峰高原では連休前後に、かなり広範囲の山火事にあってしまいました。
先日のニュースでは多少ニッコウキスゲの新芽が出ているとの事ですが・・・
鹿害や火災で今夏はどうなる事やら?
クリンソウが沢山植えられているのですネ!
広い湿地なのですネ。
環境が良いのでしょうか、どのクリンソウも背が高いですネ。
リクニス・フロスククリ・・・未だ見た事が在りません。
花弁が二裂して居て、華奢なセンノウノみたいですネ。
一枝に沢山花を咲かせて居て珍しい花ですネ。
流石植物園ですね!
エンコウソウが見られましたか?
信州でも咲く場所が限られています。
咲いて居る花だけでは見分け難いですが茎が異常に長いのでエンコウソウだと判りますネ。
明日は高山らしい花のアップですか⁉
それは凄く楽しみです。
うちの近所で咲くカンゾウはヤブカンゾウなので、ノカンゾウの方が風情ある~と思っていました。
ヤブカンゾウにとても失礼ですね^^;
そのノカンゾウよりも風情のあるニッコウキスゲですが、本名(標準和名)はゼンテイカです。
ゼンテイカよりニッコウキスゲの方がいいですよね。
ヒオウギアヤメ、水辺に咲いているので遠目に勝負の仲間かと思ったら違いました。
なかなか美形です。
そしてクリンソウ!!
思った通り一番いいタイミングでした。
前に行ったときはもう一番上まで咲き上り、花弁が灰色に抜けたりして今一つでした。
花を見に行く時期って難しいですね~
薄いピンク、私も好きですよ~
お天気が違うだけで、随分花の雰囲気も違うな~と思いながら拝見していました。
それと、私が見ていない花も沢山撮られているので、あ~見逃した!と・・・
毎月はとても無理ですが、年に2、3回は行きたいところです。
今度は避暑を兼ねて夏かな~
ヒオウギが付くと、華やかな印象ですね。
ヒオウギ、ヒオウギスイセン、ヒオウギアヤメ・・・
実際には葉が扇みたいだからという単純な理由みたいですが・・・
コウホネの根が骨・・・掘ったら出てくると考えるとちょっと気味が悪いです。
名前の付け方が気の毒ですね。
クリンソウ、普通に咲いているのを数えたら6段が多かったです。
残念ながら、さすがに9段はありません。
また呆れられると思いますが、もう梅雨入りするという噂を聞いて、最後のチャンスと一昨日クリンソウの自生地に行ってきました。
その結果は・・・
六甲の投稿が終わったら、載せますね!
六甲高山植物園、私は初めて聞く名前の植物園です。調べたら。「海抜865mの
六甲山頂付近に位置する植物園です。北海道南部に相当する冷涼な気候を利用
し、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲山自生植物など約1500種を栽培してい
ます」名前の通り、高山植物が手軽に見る事ができる植物園なのですね。
ニッコウキスゲがもう咲いているのですね。私は7月の暑い時期に咲くイメー
ジを持っています。また、クリンソウも同様で6月に見頃を迎えるのが咲くの
が普通のようです。今年今年はとにかく何でも早く咲きだすようですね。
アヤメとショウブの違いは、なつみかんさんが言われるように、私もアヤメは
乾燥した土地に、ショウブは水辺に咲くと覚えています。昨年、ブログで盛り
上がった、ススキとオギの関係と同じだと認識しており、久しぶりにススキと
オギを思い出しました。(^.^)
考えてみたら、私が好きな植物園はどこも人工的な設備や飾りなどがないか少ないんです。
京都府立植物園もそうですし、この六甲高山植物園も・・・
自然な感じに咲いている花を見ることができるので、一度行ったらはまりますよ~
広く見えますが、面積としてはそれほど広くありません。
なので、全部ゆっくり見て回っても2,3時間あれば十分です。
他の方々は、ここだけではなくほかの六甲山の施設にも行かれるのでしょうね~
埼玉のサクラソウの群生地はそれほど大規模ではないのですか?
整備されすぎているとちょっと興ざめですよね。
自然公園と名前が付いていても、そんな場所が多い気がします。
まあ贅沢なんでしょうけど・・・
あまり整備されていない川沿いなどの方が発見が多いですね。
日光の霧降高原、名前を聞くだけでも素敵!
ぜひ行かれてレポートしてくださいね!!