なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

浄瑠璃寺の赤い実~当尾の秋 (3)

2018-11-12 05:04:05 | 植物
浄瑠璃寺の続きです。
昨日は紅葉をお楽しみいただきましたが、今日から2回に分けて境内で見た植物をどうぞ。
最初は、季節の赤い実。
色々な方が投稿されている実がほとんどですが、一箇所でこれだけ自然に見られるのは素敵です。

最初は池の畔のウメモドキ(モチノキ科モチノキ属)。
台風で実が落ちたのではと心配していましたが、沢山付いていました!



全体はこんな感じで池に張り出しています。



同じ場所で一昨年の5月に花を撮っていたことを思い出し、並べてみました。



うんうん、今年は猛暑や台風色々ありましたが、元気でよかった!


お次はあの実を探します。
山肌に這うように伸びるつる状の枝に、赤い実が付いているはずなのですが・・
あ、あった!



うまく実の表面に2つの穴があいているのも分かります。
こちら、ツルアリドオシです。
アカネ科ツルアリドオシ属で、ウメモドキ同様、5月に2つ一組の白い筒状の花を咲かせます。
これも2年前の写真。



2つの子房が合着してひとつの実になるのが特徴で、2つの穴は2つの花の萼の跡なんだそうです。


ツルアリドオシを探している途中で見つけました。
もうフユイチゴ(バラ科キイチゴ属)の実が赤く熟していました!
ジューシーで美味しそうですが、ここで採るわけにもいかず、もうひと月待って宇治で探してみることにします。




此岸側の石段の下で見かけたこの実。
お!ひょっとしてコバノガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)ではないですか。



元は植えられたものなのか、最初からあったのか分かりませんが、実に自然に生えています。
さすが、浄土式庭園はおおらかです。


そろそろ石仏の道の方に移動しようと池の畔を戻り始めたとき発見したこの木。
マユミです!
ニシキギ科ニシキギ属ですが、ニシキギやコマユミとは少し雰囲気が違います。
ピンクの果皮が可愛いです。



しずくのように見えるのは何なのでしょうか。ちなみに雨は降っていませんでした。




そして入り口近くにあったこちら。
サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)の赤い実と黄葉を始めた実がいい雰囲気。




さて、明日も浄瑠璃寺にお付き合いくださいね。
今日はこの辺で・・・
コメント (12)
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