なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

緑のヤナギと黒いヤナギ

2018-03-18 06:21:04 | 植物
久しぶりに宇治川の川原を歩いてみました。
前回行った時は冬枯れそのものだったのに、川原ではヤナギの緑が萌え始めていました。



近づくと、花も咲いています。



川原に生えるヤナギには、カワヤナギ、タチヤナギ、マルバヤナギなどがありますが、マルバヤナギ以外、私には区別がつきません。
なので、この木も「ヤナギ」としておきますね。

マルバヤナギもそうなのですが、この「ヤナギ」も花が終わってしばらくすると白い綿毛がいたるところから飛び立って、まるで牡丹雪が舞うようで見事です。
中島みゆきさんのEast Asiaの、「どこにでもゆく柳絮に姿を変えて・・・」という歌詞がありますが、柳絮(りゅうじょ)はヤナギの綿毛のこと。柳絮をみるたびこの歌を思い出し、飛んでいく先に思いを馳せてしまいます。

季節が先走りました。
まだ付近は、冬と春が混在しています。

ヤナギを背に、くるんくるんのススキの穂。



ヤナギを背に、セイタカアワダチソウの冬枯れ姿。




ところ変わって、ヤナギといえば、ヒューどろどろのシダレヤナギ。
今の時期は新緑と花が美しい・・・
花と葉の感じは、さっきの川原のヤナギとそっくりです。



アップにすると、沢山の花が咲いていました。



全体像はこちら。平等院近く、観光の中心部です。



で、タイトルのクロヤナギさんです。



京都府立植物園の湿地ゾーンで見つけました。
一見、日陰に咲いているワレモコウのような色合い。近づくと、中心部が少し赤く、これは雄しべの根元なんだそうです。
もう少ししたら、黄色い花粉まみれになって、粉をかぶった黒猫のようになるそう。
ネコヤナギの突然変異と考えられていて、自然界にはないそうです。



ヤナギは意外と奥が深かった・・・
ネコヤナギを見つけられなかったので、どなたかフォローお願いします!





コメント (18)
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