今回の旅の目的は友達の新居を訪ねることだが奈良まで行くと見学したい場所はたくさんある。
それに引っ越し先は奈良、京都、大阪方面にとても便利な場所だ。
まずは近鉄学園前駅へ降り大和文華館へ。
立派な松林があり立ち寄ってみたいと思ていたらそこが目的地でうれしくなる。
自然いっぱいの庭園をしばらく歩くと青空に生える建物が現れた。
開かれていたのは”文人のまなざしー書画と文房四宝”
見ごたえのある出品物は多かったが特徴のある書体の金農の書が飾られたのを見入っていると声をかけられた。
10月1日まで開かれるこの展覧会の取材で来ている読売新聞の記者で取材させてほしいとのことだった。
見たいと思っていた金農の書が思わず見ることができちょっと興奮した状態だった。
何がよかったかとの問いには見られることはないと思っていた金農の書が見られたことや室町時代の硯がダイナミックで中国のものかと思ったことなどを話した。
どうしてこの展覧会へ来たかには観光客用にセットされてない場所で奈良を感じたいからと答えた。
旅の恥はかき捨て気分で写真は言われたポーズで撮ってもらった。
載った新聞は送ってくれるそうでいい記念になる。
その後5月に行った竹田市出身の田能村竹田の絵も展示されていた。
展示室は一階の広いスペースだが和風建築の中庭をイメージできそうな空間があり竹が植えられていた。
すぐ近くにある中野美術館見学の予定だったがここで今休館中と知らされた。
次回に来るため場所確認に行くと魅力的な小道が見える。
探検気分で進むとあやめ池神社があり池が広がっていた。
大和文華館展示室より見え渡ってみたいと思った橋がある。
予定外だが渡る以外にない。
橋からはこんもりと茂った林の中に建つ大和文華館が見える。
地理的な場所が確認できたので住宅街を散策しながら駅へ向かった。
手入れされた家が多く楽しい散策だった。
駅の近くで坂のサイドを利用した1段から5段の階段がある階段があった。
美術品鑑賞もいいが住む人の個性が現れる住宅街散策も好きだ。