カラスザンショウの新芽をテンプラにすると香りがよくとてもおいしい。
今のところウドやタラの芽のテンプラよりすきだ。
ありがたいことに競争相手がいないので生えている場所を見つけていればいつだって採れる。
採れるが山道を分け入って採ることになるので時間とエネルギーがいる。
4月に草引きをしているとカラスザンショウのいい香りがした。
まさかと思ったが畑に生えている。
どういう事情で生えることになったのか畑では植えた覚えのない有用植物がたくさんある。
仲間のサンショウは4本も生えている。
一本は根元にハチが巣をつくっているが次々と新芽を出しハチに気を使いながらも毎日いい香りの葉が採れる。
4月に発見した時は10センチほどだったが成長が早くもう80センチほどになっている。
テンプラにするほどの量は採れないので触って香りを楽しんでいたが思いついた。
サンショウと同じように味噌汁に入れたり和え物に入れたりしようと。
個性の強い香りだがとても好きだ。
新芽を一枚採ればサンショウの何倍もの量がある。
香辛料野菜はほんの少しで料理を幸せの味にしてくれる。
何年も付き合っているがやっと気が付いた。
カラスザンショウの皮にはトゲがあり面白いので作品の素材としても使っている。
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