8月の末庭の黒松が枯れた。
私が小学生のころまだ40代だった父が山で掘ってきた松だ。
双幹で両方の幹を肩にして嬉しそうに持ち帰ってきたのをはっきりと思いだし亡くなった父と重なる木だ。
カッコよく幹すぐ近くでまがっていた。
皮もきれいについている。
年輪を数えなかったが父が持ち帰ったときもう姿はできていたので100年は立っているだろう。
父は子供のころから木が好きだったらしい。
植えていた鉢植えの木を抜き飛ばし鉢だけ盗まれた話をよく聞いた。
ズーと庭で私たちを見守ってくれる木だと思っていただけにかなりショック。
木が好きなのが高じ大人になり国風盆栽展に盆栽を出品した。
父が手入れした盆栽とは格段に立派なものを手に入れてだったがその盆栽も枯れた。
どちらもかなり年を重ねた木だったが今回のような気持ちにはならなかった。
父が2度死んだと言うのか。。
隣に生える黒松も寂しそうに感じた。
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