第二日曜日は切り山で開かれる地元の野菜や果物を売る市が終わった後切り山平家遺跡保存会の真鍋潤さんの案内で古代道を歩く催しがある。
私が金生町に帰った7月から9月までは休みで10月の催しを楽しみにしていたのに9日に捻挫してしまった。
現地で杖を作り訳を話してOKが出たのでついていった。
山深いと思っていた切り山から伊吹島が見えた。
「尾藤二州ものがたり」の表紙の絵に描かれていた島だ。
子供の頃は島といえば伊吹島しか知らなかった。
今日は1200年以上前大和朝廷の官道として作られた道の一部で石のくちへ通じる道を歩いた。
10人ぐらいの参加者にはリピーターが多い。
車道がなかった頃は普通に切り山や石のくちの人が行き来していたらしい。
今は杉林の中にしだが生え繁り道案内してくれる人がいないと迷いそうだ。
ほんの数十年前官道でなくても生活の道として人が歩く道がたくさんあり今は過疎の村になっているが人が多く住んでいた村が日本中にあった。
切山も今は以前の半分で25家族になったそうだ。
車社会になり便利になって過疎の村が増えた。
石のくちに下りてすぐ素朴だがよく手入れされた神社があった。
捻挫してなかったら参拝するのに・・・・・。
拝殿は下からは見えなかった。
”祇園さま”がお祭りされているそうだ。
石のくちも切り山へ入った平家の落人が住んだ所らしい。
金生町暮らしを始めて3ヶ月と少し。
自分の先祖や地元の歴史にとても興味があるがまだまだ植物を楽しむほうにウエートがかかる。
一緒に参加したのが同じ植物好きのふきのとうさんなので色々と採集してきた。
捻挫とは違う理由で杖をついている人も多く気にはしながらの採集だったが、帰りのふきのとうさんの車の中で皆の3倍遊んだねと言い合った。
杖をついての参加だったが楽しかった。
がんばった足に感謝。
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