6時に出発しようと思ったがやっぱり暗く6:30分に宿を出た。
幸い夜は雨だったみたいだが曇りだった。
塩田跡へ行くとえびの養殖場や畑になっていた。
奥に行くと海に面した場所で以前は人が住んでいた感じの草薮がありウイキョウが野生化していた。
うれしいことにざくろの赤い実がイッパイなっていて下にも落っこちている。
なぜか残っている小屋の板が昨夜の雨にぬれいい色になっていたのでざくろの実と合わせてみた。
ここは落ち着いて創作できるいい場所だ。
もう少し調べてみようと走っているうち道に迷った。
道はどこかにつながっていると思うのが常識だが島の道は海辺で終わることがある。
すごすごもと来た道を引きかえす。
8時に帰りますと出かけたのに少し遅れた。
食後泊り客は出払っていた。
おかみと話が弾んでいる内「何年生まれと」と聞かれた。
答えると同級生だった。
不思議なことに同級生というだけで何かの垣根がなくなる。
「ほかにいいところがあれば野外教室のとき泊まってくれなくていいのよ」と言ってくれるがたぶんここにお世話になると思う。
歌人の吉井勇が長逗留したので有名で女将も親しい文人に床の間の書もかいてもらっていた。
彼は「ないと思わないようにしょうね。床の間に軸がないから書くのでなく床の間があるから書こうね」といった話もしてくれた。
不思議なことだが人や物との縁で次々と何かが生まれてくる。
自然に任せればスムーズにいく。
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