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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

古典やクラシック的に生きること・・・調和と幻想

2011-01-23 | Classic
-気持ち良く晴れわたった十一月の午後、第三機動隊が九号館に突入した時にはヴィヴァルディの「調和と幻想」がフル・ボリュームで流れていたということだが、真偽のほどはわからない。六九年をめぐる心暖まる伝説のひとつだ。 -村上春樹『1973年のピンボール』より。。。 
この節を読んでから、、ヴィヴァルディの“調和と幻想”が聴きたくて・・・ タイトルがいいですよね。。調和と霊感とも副題がついていますよね。。“L'Estro armonico”ですが、、1711年頃出来上がったものでしょうか。意味合いとしては「音楽的な霊感」と捉えることができきるようですね。aronico=和声という意味で、、和声の自由な創造とも解釈できるそうです。

この作品は1本から4本のヴァイオリンのために書かれた(部分的にチェロも加わります)12曲から耕成される協奏曲ですね。リトルネロ形式に則って、急-緩-急という3楽章制の独奏協奏曲の形式を完成した作品です。バッハはこの曲を研究して、ヴィヴァルディのコンチェルトをオルガンやチェンバロ用に編曲したのは有名だそうです。。 
何度聴いても美しい音色で始まり。。。機動隊との衝突とこの音楽が大音量で流れている不協和音を「心暖まる伝説」と表現する春樹氏。。そのアンバランス感を曲を初めて聴いたときに感じました。。 しかし綺麗な展開で、、こんな素敵な日曜日は心穏やかにこの音に浸り、、日の光を当たり前と感じず、、感謝の心で感じたい気分になりますね。。 素敵な音の調和とそこから齎される甘い幻想。。。

今日のCDはエンシェント室内管弦楽団:指揮 クリストファー・ホグウッド 1980年ロンドンでの演奏です。

良い教養を身につける。。今年のキーワードだと感じます。。メディアの流されない。。事実と真実に目を向け、本質を考え人と議論できる日本人になりたいですね。目標です。 今まで学ばなかったことが反省です。。今年はむさぼるように古典やクラシックを愉しみます~

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