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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

65年の変貌 -ROCKが動き出したとき-

2010-08-29 | Bob Dylan
1965年の Bob Dylan と The Beatles のアルバム発売の日付を・・・
3月Dylan:Bringing It All Back Home
8月Beatles:HELP!
8月Dylan:Highway 61 Revisited
12月Beatles:Rubber Soul
となっています。

何か呼応するかのような・・・いよいよDylanがバンド形態を行い、、新たな表現を構築していきます。
イギリスへのツアー中、DylanはJohnの自宅へも呼ばれ、、Dylanの記憶によれば何かを録音した・・・ということになっています。
そして今回の映像となった、、ニューポート・フォーク・フェスティバルのステージへ、、Dylanは新アルバム“Highway 61 Revisited ”を創り上げ。。その勢いそのままにバンド形態としてステージに上がります。。初のエレクトリック・グループによるライヴとなりますね。。
Dylanの他に、マイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ(エレクトリック・ギター)アル・クーパー、バリー・ゴールドバーグ(オルガン)、ジェロム・アーノルド(エレクトリック・ベース)、サム・レイ(ドラムス)という布陣。ポール・バターフィールド・ブルースバンドからの借受が大半ですが、、、
アル・クーパーは持ち歌が3曲しかなく、、アンコールで登場したときDylanはアコギ1本のスタイルで演奏します。よく話になるような・・・Dylanが裏切り者!と揶揄され、罵倒されて、、アコギの戻ったのではなく、もともと主催者側との行き違いで演奏時間がキチンと伝わっていなかったことが、、このような事態になったのでは、、 この映像を観る限り罵声よりも歓声に聴こえるし、準備してなかったためにDylanが「誰かEのハーモニカをステージに投げてくれ!」というのも、予想外の展開で慌てて借りた的なほのぼの感が最高にいい感じに見えます。。 しかし白黒の映像であまりにかっこいいDylanの姿に惚れ惚れしますね~Johnも惚れるわ。。。 そして淡々と演奏しているようで。。しかし心の、、魂の声をバンドともの吐き出すDylanの姿は・・・ナマで見るとどんなにスゴイことか。。映像を観ながらシミジミ感じました。東京で今年3月に見た感動もありますが。。この若々しい獲物を狙う勇猛な動物のようなDylanは至高です。

いよいよこの後、、Dylanは大作“Blonde On Blonde”へ・・・ そしてBeatlesはLIVE活動に終止符を打ち、、スタジオへ篭り始める。。。さらに時代は変わっていくことになります。

この65年の大きな変貌・・・がまたROCKの歴史に大きな一歩を刻んだことは確かで。

いよいよROCKが大きなうねりとして動き出したのが、、この65年と感じています。



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