加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【結論】執筆環境をがらりと変えてみる。

2009年02月11日 12時20分34秒 | パソコン・デジモノ
前回の記事から10日経ってしまった。メインとサブのマシンのOSを変更するという荒療治を行っている最中に、短篇の著者校正が入り、それに集中していた。
パソコンに興味の無いひとにはまったくどうでもいいことでしょうが、nVidiaのビデオカードの設定に手間取ったり、サウンドカードの光出力でハマったり、プリンタのドライバを間違えたりという、楽しいパソコンのトラブルをなんとか解消して、安定したメインマシンでこのブログを書いている。
(スクリーンショットは22インチと19インチという変則デュアルディスプレイにしたメインマシン、ubuntu8.10にKDE4.1。右でニコニコ動画を再生している)

OSは結局、ubuntu8.10をメインにした。VISTAをパスしてWindowsXPを入れてたんだけど、あきちまったし、別にLinuxで仕事や趣味に問題が無いということがわかったのである。

一応、現在の執筆環境と言うか方針を、物忘れと変節のはげしい自分のために書いておく。

(1)小説本文のファイルフォーマットをオープンドキュメント形式に統一する。
(2)小説のメモをすべてEvernoteに統一する。
(3)各マシンのドキュメントのシンクロナイズにDropBoxを使用する。
(4)メールとスケジュールはEvolusionプラスGmailとGoogleカレンダーの同期を使用する。
(5)上記で使用する各サービスが動くものであれば、今後パソコンのOSは極力Linuxを使用する。

(1)については、私は小説を書くのにテキストエディタを使わない人で、テキストファイルにするのは原稿を送るときだけなのだ。でもって、いままでWORDや一太郎を使っていたんだけど、ご存知のように頻繁な(小説を書くのにはどうでもいい)バージョンアップのせいでファイルフォーマットがころころ変わる。その度にヴァージョン管理が面倒くさいので、この際だから、汎用性がありオープンなフォーマットをということで、ODFを使うことにした。

GmailやGoogleカレンダーはご存知の方が多いと思うけど、EvenoteとDropBoxはもう、目から鱗が落ちるほど便利なサービス。EvernoteはマートフォンとiPhoneにも対応しているので、本当にどこでもメモを使える。
(複数台のパソコンを利用して何かを作り上げていく仕事をしている人はぜひ試してみてください。)

(5)は前から思っていたこと。いままで何度かチャレンジしたんだけど、自分のスキルのなさで日本語環境がうまく構築できず挫折していた。
そりゃ、Windowsは何かと便利だけれども、安くないお金をだした上にVISTAやOffice2007みたいな、ユーザーが求めてもいない製品を使わされるのにうんざりしてきた。Linuxだからなにもかもいいとはこれっぽっちも思わないけれども、カスタマイズの余地がものすごくあるので、昔、パソコンを自作し始めたころのような楽しさがある。

あ、徳間書店さんの「SF Japan 2009 SPRING」に短篇が載ります。とんでもなく豪華な執筆陣の中でちょっとびびってますが(苦笑)。「福音の少年」とはかなり違う傾向のお話です。よろしくです。

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