だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

義叔父はの想い出 🎨 雨宮久馬(画伯)

2024年03月20日 | 日記
前回の続きです

オヤジ様のすぐ下の妹・A子叔母の夫「雨宮のおじさん」も、亡くなって2年になります。
ココに何度か「雨宮久馬・旅のスケッチ@個展」のインフォメーションを載せたので、
今でも「雨宮久馬」のワードでこのブログにアクセスしてくださる方がいます。
だから「早くお知らせしなきゃ」と思いましたが・・・
ワタクシメの中では「雨宮のおじさんはスケッチツアーに出ている」 そんな感じで亡くなった気がしないのです。


雨宮のおじさんは、エンジニアでしたがリタイアしてから「画伯」に転身!

趣味で描いていたのが人気が出て来て、教えたりもしていました。
現役の頃、仕事でよく行っていたヨーロッパを中心に「旅のスケッチ」をテーマに創作活動していました。

「馴染みのホテルがあって、頼んでおくと『お気に入りスポット』を用意してくれて、そこで描くんだ」と、カッコイイ話をしていました。

旅行会社の企画で「スケッチツアー」の講師もしていましたが、
「生徒さんと一緒だとくたびれるから、もう辞める」

毎年作るカレンダーも、
「大変だからもう止める」

ワタクシメの記憶に誤りがなければ、いろいろおやめになると宣言されたいましたが、人気があるので続けていました(笑)
さすがに80才を過ぎて「ツアー」は縮小しましたが。

絵の描き方

ワタクシメはよく個展に行きましたが、雨宮のおじさんに会えないことが多くて、
たまに会えた時は、ゆっくり解説してもらいましたが、
おじさんの教養の深さに付いていけず、ワタクシメは「わかったふり」をして聴いていました(/ω\)
「絵を描く」ためには、その地の歴史や文化等々、何よりも「空気」を感じ取ることが重要なようです。
「まず描きたい風景をじっくり見て、ざっと下書きするし、一応写真も撮るけれど、
心に焼き付けた物を『絵』に仕上げるんだよ」と話してくれました。

エッセイ教室にも通ってる

雨宮のおじさんのテーマは「旅のスケッチ」ですが、
「旅のエッセイ」も書きたいと、謙虚に勉強されていました。
おじさんのスキルなら勉強しなくて十分なのに、向上心のカタマリで、
「日本の田舎の風景も描き遺したい」と意欲的。
素敵な人でした!

有料老人ホームで90代を謳歌するはずが・・・😢

夫婦で自宅のそばの有料老人ホームに入り、「転居の挨拶文」に、
「アトリエと書斎はそのまま残してあり、ホームから自宅に通って創作活動します」と書いてありました。
個展の準備もしていたそうです。

ワタクシメ自身、入院中で詳しく知りませんが、健康を害し、あれよ・あれよと言う間に逝ってしまいました💧💧💧

作品に囲まれています 🏰

雨宮のおじさんは拙著への感想はくれませんでしたが、
「なおちゃんは一家の誇りだよ」といつも激励してくれました。
もっともっと教えてほしいことが、山ほどありました。
本当に残念です。

でも、素敵な作品をたくさん残してくれましたから、日々おじさんと対話して暮らしています。


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