だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

総活躍・・・じゃなかったっけ (?_?)

2018年02月21日 | 四方山話
疲れているし・・・アッタマ来てます、ワタクシメ "(-""-)"


前回ココに書いた「福祉タクシーの運行終了」の件。
あれ以降アクセス数が増えているので「続報を期待している方がいるのかなー」とうぬぼれてwww書きますφ(..)メ。。。

「区のやり方=行政」は毎度ヒドイけれど、今回はほんとーにひど過ぎる"(-""-)"

年末ギリギリに障がい当事者を呼び出し、「タクシーについての聞き取り調査」をしたくせに、あれは茶番劇だったのか!

すでに「決定事項」のようですが、泣き寝入りできませんので、仲間と作戦会議をしたり・・・今週は諸々ありまして、ぐったりです。


ちょっくら前回の復習&補足を書きますね(o|o)


ワタクシメが住む目黒区には「福祉タクシー事業」という重度障害者の移送サービスがあります。
健康な人であれば・徒歩・自転車・電車・バス・マイカー等、移動にはいくつもの選択肢がありますが、重度障害者は簡単にいきません。
「身体に重いハンデがあっても外に出て生活の質をあげていこう」という理念で、約30年前から利用者と現場スタッフとでタックを組み、区に要請し、実現した事業です。
「利用者負担」は一般のタクシーの4割(ガソリン代程度)です。予約料・迎車料金などもありません。
大型のリフトカー3台と運転士3人分の日当は区が出していくれてます。(障がい者・患者の「移動」の確保・保障をタクシー会社に委託している形です)

一般にいう「介護タクシー」だと、会社によってはストレッチャーの貸し出しはいくら、玄関までのお迎えいくら・・・と様々なオプション料金が付きます。
Tタクシー会社は「福祉」にこだわっているので、「個別の配慮」はしてくれても、それを「オプション」にはしないのです。

余談ですが、おもしろいエピソードもあります。
「福祉タクシー」の予約時に間違って、「介護タクシー」とか「リフトタクシー」と言うと、「うちは、やっておりません」と電話を切られそうになります(汗)
あわてて「福祉タクシー」と訂正すると、とたんに「☏ はいはい、お日にちから、どうぞ。どちらから、どちらまでですか~」と声が変わるんです(笑)
会社を上げて「福祉タクシー」に取り組んでいる証でしょう。

4年位前にコーディネーターさんが代替わりしました。
現任者のNさんは若い頃は「福祉タクシーの運転士」の一人でした。
ぶっちゃけ区の委託でうるおって、「福祉タクシーの質が悪いかなー」という時期もありました。
しかし・・・Nさんがコーディネーターになって、立ち直りました!(^^)!  彼の仕事ぶりは「プロフェッショナル」を目指している感じです。

「福祉タクシー」を担当するドライバー全員にヘルパー講習を受けさせ、社内での研修やミーティングもしっかり行い、「アルコールチェック」も通常より厳しくしているそうです。
会社には70才以上のドライバーも働いているが、「福祉タクシー」の担当からは外す。
ピンチの車1台スタンバイさせて、故障や事故で予定通り3台が走れない場合に備えています。
そういう経費は「委託費」に含まれないので、会社の持ち出し、100~150万円。

「会社全体でタクシー300台」といいますから、3+1台の福祉タクシー(1%)は地域貢献!?
バブルの頃はちこち大盤振る舞いしてくれましたが、1%の地域貢献を30年続けてくれる会社なんて、あんまりいませんよね。
頭が下がります <(_ _)>

ここなんですよ!!! ワタクシメがアッタマに来てるのは。
障がい者の負担を増やすこともさることながら、委託を受けて頑張ってくれていたタクシー会社をバカにしていると思いませんか (激怒)
雨の日も風の日も雪の日も・・・365日稼働してるんですよ!
それを、突然「全面打ち切り」ってぇぇぇ。
「財源がどうたら、こうたら」「税の公平性うんぬん」と尤もらしいことを言っていますが、区長の人間性を疑うな、ワタクシメ。


「優良タクシー運転手」


プロフェッショナルなNさんがコーディネーターになってから、福祉タクシーのドライバーに「優良運転者証」をつけている人が増えたので尋ねたことがあります。
本日ココを更新するにあたり、改めて「優良タクシー運転手」について調べました。

〇「優良運転者」は、勤務実績や無事故無違反、接客マナーといった観点において、他の一般的なタクシー運転手の模範となる優秀な運転手であること。
  会社が推薦して、東京タクシーセンターが認めて表彰。

〇「優良運転者」のメリット。
 駅や商業施設やホテルなどにもタクシー乗り場が設けられているいますが、時間帯により乗客待ちのタクシーによる長蛇の列ができているところも珍しくありません。
 運転手にとっては、高収入をもたらす長距離客を乗せられるかどうかという期待や不安とともに、順番待ちの時間がどんどん過ぎてしまう場所でもあります。
 しかし、「優良タクシー運転手」であれば、優良運転手専用のタクシー乗り場が設置されているところが多くあります。
 一般のタクシーによる列とは別で乗り場に入れるので、スムーズに客を乗せて、効率よく仕事を遂行することができます。


ということで・・・優良運転者が基本賃金しかもらえない「福祉タクシー」のスタッフになると、「手取りが減る」みたいです。

手取りが減って、責務が増えても「福祉タクシー」をやってくれたってことは、重度障害者が外に出て楽しんだり笑ったり怒ったりヘコムこともあるかも知れないけど(笑)
社会参加のサポートをしている誇りとか、やりがいがあるからだと思います。

とにかくさー、
「縁の下の力持ち」に敬意を表さなかったら、「働き方改革」も「総活躍社会」も安倍さんの妄想で終わるって・・・痛感してます、ワタクシメ((´;ω;`)







コメント
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