パンダの時間（とき）

一説によれば売り上げの39.2%が販売ランキング10万位内にも入らないニッチな書籍で占めるというアマゾン。このロングテール理論実践の雄のさらに凄いところは、パレート分析であれば振り落とされるであろう僕のような顧客に対しても、熱心にダイレクトメールで相関度の高そうな商品を薦めてくるところです。恐らく「一般的な顧客」ではない僕が受けた提案はどういう訳か『パンダの時間』でした。

＃　「どういう訳か」と言いつつ提案通りに買っている僕もバカですね...

この本は中国に住む野生のパンダたちを12年間に渡って撮り続けた写真集です。薄手の本ではありますが、動物園では決してみることの出来ない素のパンダたちが紙面の随所から読者に微笑みかけてくれます。単なる写真集と思いきや、各々の写真に添えてある文章にはパンダの意外な一面や、今まであまり知ることのなかったパンダの生活実態などが簡潔な文章で書かれており、これらも読んでいるだけで楽しい気分になりますね。

最近写真集を見る機会が減っていたのですが、久々のヒット商品でした。パンダ好きの方は是非とも手に取ってみることをお薦めしますよ。

パンダの時間(とき) 二見書房 このアイテムの詳細を見る