ブラック企業で悩む労働者の「武器」になる？ 「労働審判」はどんな制度なのか

弁護士ドットコム2014年02月09日 14:00

●トラブルの解決案が「審判」として示される
「労働審判は、労働審判官（裁判官）1人と労働審判員2人からなる『労働審判委員会』が、企業と労働者の間に立って、問題を解決する制度です。
いわゆる『ふつうの裁判』（民事訴訟）と、裁判所を利用した話し合いである『調停』とを、足して2で割ったような制度だと考えていただくと良いでしょう」
古川弁護士はこのように切り出した。詳しく説明してもらおう。

ブラック企業で悩む労働者の「武器」になる？ 「労働審判」はどんな制度なのか

くらしナビ・学ぶ:教えて！デスク 労働組合ってどういうもの？

毎日新聞　2014年02月09日　東京朝刊

３月になると春（しゅん）闘（とう）が本格化（ほんかくか）します。働（はたら）いている人たちが「賃（ちん）金（ぎん）を上げてくれ」と、春にみんなで声を上げることです。それをまとめているのが「労働組合（ろうどうくみあい）」です。どんな団（だん）体（たい）なのでしょう。

　◆弱い立場の労働者が助け合い、賃上げなどを経営者に求めます

　◇憲法で認められている団結権
　声を上げる人たちは、雇（やと）われて働いている人たちで、
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