自然エネ買い取り開始

風力や太陽光などによる発電を増やすために、電力会社に固定価格で自然エネルギーの買い取りを義務付ける制度が1日始まった。
しかしながら、従来の料金より高い価格で買い取っても、電力会社は、その分をただ上乗せして売るだけである。
そのため、電力会社は、何の痛みも感じない。
今まで、電力会社が、原発に頼ってきたのと同じ原理である。
原発で安く発電できても、いろいろの経費、いやそれ以上のものを上乗せして販売していたから、電力会社は、自然エネルギーの開発にまったく手を貸さなかったのである。
しかも、大震災で、原発が損傷して国民に大きな被害を与えても、国の方針で原発を稼動させてきたのだから、東電には責任がないというようなことを言っている。
自然エネルギーでも、負担は国民にかかってくるのであり、もし価格を下げた場合には、太陽光パネルなどに投資した会社が倒産にもなりかねない。
もちろん、その場合でも、電力会社は、まったく損害をこうむらないのである。
そのため、やはり発送電の分離とかが必要になってくるのではないだろうか。