那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

正夢の話など

2012年12月26日 | 神秘

今夜は組閣が決定するらしい。非常に重要なことなので決まった後で触れることにする。
 
秋山実之の話をしたときに、日本海海戦の前夜、正夢を見てから神秘主義者になった、と書いて、後日この話題を取り上げると言ったので、今日はこの話をする。

①私自身の体験
子供の頃から思春期にかけて何回か体験した。
 まず、既視感(デジャブ)もこの時期に頻繁に起こるが、これは不思議なことではない。再々起こるので自分で分析してみたことがある。例え川沿いの柳の木を見て、あ、これは前に見た風景だ、と感じた場合、無意識に脳がその風景を自動記憶していて、その直後に自覚的に見るための症状と思って間違いない。ボンヤリとしていたり、逆に強い緊張状態になると起こる現象で、本当は瞬間的に2度見ているのだが1度目を忘れているだけだと思う。

私が不思議に思った例として
a,小学生時代に、父が一時期養子になっていたところから大きな黒檀のタンスが運ばれてきた。その当日その横で昼寝をしているとタンスの中に日本刀が入っている夢を見たのでアチコチ探してみたところ、隠し扉から本当に江戸末期の脇差が出てきた。
 父の養子先は大地主だったので「道中差し」と言われる反りの高い面白い一品だった。

b.これも小学生か中学生時代、同じく昼寝をしていると母方の亡くなった祖母が現れて「今日のお餅はとても美味しかったよ」と語った。私は寝ぼけたまま母親に「今、お婆ちゃんが来てこう言ってたよ」と話したら、たまたまお盆の時期で、母は地元の餅屋さんにお供え用の餅を頼んで台所に置いたまま仏壇に供え忘れていた。地元では底の浅い長四角の桶?に数十個の単位で餅を注文する風習があり、その桶ごと台所に置いていたらしい。私はそのときがお盆に当たることも、餅を頼んであることも知らなかった。その祖母と私は大変仲が良かった。

c,これは中学生のころ、私は東京の中学に通っていたが休みで郷里に帰省していた時の話だと思う。母親は私が幼児のころまで料亭を経営していて、自宅に三味線のお師匠さん(女性)と文楽のお師匠さん(男性)を住まわせていた。中学生の時には三味線のお師匠さんのほうは老人になって、猫を可愛がっていた。私は子供の頃からこの女性に可愛がられて、何度か東京土産を送る仲だった。
 これも昼寝をしていると、懐に黒猫が入って来てやたらと懐いてくる夢を見た。目が覚めて直感的にその老女のことが気に係り母親に夢の話をしたところ、当日亡くなられたか、あるいは翌日亡くなられたか(この辺り記憶が曖昧だが、何処かに書いてあるので探してみる)、とにかくこの夢を見た直後に亡くなったことを知った。典型的な「虫の知らせ」だとおもう。

d、これは大学生時代の話。私の執筆リストの中の競馬攻略本に書いている。編集者から原稿依頼があったので、どうせ皆怪しげな薀蓄を傾けるのだろうと予測して、ハードボイルド小説風に書いた文章の中から、正夢の例を抜粋する。

1982年の2月20日、こんなことがあった。

2-5の万馬券を当てて大喜びで払い戻し窓ロへ行ったところ、この馬券外れてますよ、といって突き返された。馬券をよく見ると肩のところに、第2回5日目、と印刷してある。開催日の数字が2-5だったのだ・・・という夢を見て目が覚めた。

変に現実感のある夢だったのですぐに俺は遊び仲間(今は福井県で豆腐店を経営している吉田進一君)に電話を掛けた。事情を説明して、とにかく今日は2ー5を買ってみよう、と強引に彼を誘い後楽園場外へ駆けつけた。

ちょうど第8レースの結果がモニターに映っているところだった。連複2-5、1万2190円、と発表された。遅かった! 夢が知らせたのはこのことだったのだ。友人は言葉を失い、俺は昼過ぎまで寝ていたことを心の底から後悔した。

すっかり冷静さを失った俺は、9、10、11、12レースと無茶苦茶な買い方をして外しつづけた。ところがこの最終レースで二度目の万馬券(1万5050円)が飛び出しその連複がまたしても2-5だったのである(当時は馬連のない時代だったから万馬券そのものが非常に珍しかった)。

2-5で万馬券が出て、しかも取れない、結局、夢の通りになったわけである。

俺は厭な気分になった。嵐の日に飛行機に乗って揺れているような感じだ。無理もない。時間が裏返しになって戻ってきたのだ。今まで信じていた世界が根っこからボキッと折れてしまったのである。


これは正夢の中の予知夢の典型例で、妙な現実感があり、数字がピッタリと当たり、分かっているのに結局万馬券が取れない、というところまで全て当たっている。

この話を後年、親しくしてもらっている研究者に話したところ、「それは逆立ちの論理で、そういう夢を何度も見てて、当たったときだけを思い出している」と解説されたが、全く違うと思う。私が競馬の夢を見たのは2度だけ。妙に現実感があるから友人に電話してまで駆けつけたのだから、夢の通りの現実が後から着いてきただけである。ちなみにもう一度の夢は、確かヒロオタイヨーという馬が一着に来た夢をまざまざと見たので新聞を見たらメインレースに出馬しており本命になっていた。試しに単勝を千円だけ買ったら当たったものの2倍にしかならなかった。この夢は多分私がこの馬の名前を知っていて無意識の総合的な判断で夢に見た、と解釈できるが、当たらなかった万馬券の夢は、どう考えても今でも気持ちが悪い。

こういう現象をユングやその後継者たちは共時性(シンクロニシティ=意味のある偶然の一致)と言って色んな研究を残し、今でも論争が続いているようだ。
 私は時間の構造に関係していると思っている。つまり時間が過去から未来へ一直線に伸びている矢印のようなものではなく、ストーブの熱が上昇して下降するように時間も未来から現在へ対流しているような感覚がある。

大分時間を食ったので今日は私が体験した正夢の話だけで終えるが、知り合いやユング派のカウンセラーなどから聞いた例などは、後日話題に困ったときに記す。
 
組閣のことが気になったのでニュース速報を見たらまだ未定だった。代わりに紅白歌合戦のメンバーが発表されていた。トリはsmapとのことで唖然。AKB48も選ばれてて愕然。
 子供の頃から不思議で仕方ないのは、赤組と白組とどっちが勝つか気になっている国民がどれぐらいいるか、という問題。本当にどうでもいいことなのに、この姿勢をNHKは変えませんね。唯一気に掛かるのが美輪明宏が名曲「ヨイトマケの唄」で白組から出ること。ピンク組じゃないと出ない、と言って出場辞退するすると面白いなぁ~と思います。


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