那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

那田塾から一人だけ志望校に落ちた中学生の話

2016年12月15日 | 思い出の記

集団ストーカー被害者の方は次のurlを押してください。(決定版が出て既に増補改訂版を購入された方には無料で差し上げました) http://blog.goo.ne.jp/nadahisashi/e/21522a074264a7eb4afb4fd7df2e6531 電子出版される可能性もあることをお知らせします。

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また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html に最新の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。この会の趣旨と目的に賛同されるかたは毎月第三金曜日の午後七時半から誰でもOKですから夢庵西八王子店(平岡町)に来てください。正面を右に進むと座敷がありますからその座敷で待っています。なお、料金について変更があります。お酒の飲めない人は2千円にしましたのでお酒の飲めない人もぜひ賛同者となって「春名先生を囲む会」で講義を聞いたり、また積極的に講義をして下さい。今月春名先生を囲む会は春名先生が原因不明で年中痛い方、歩いて痛い方を相手に痛みと拘縮のコンディショニングを施されます。該当する方はぜひ春名先生の施術を受けて下さい。また今年の反省と来年度の計画を話し合いますので、興味のある方は第三金曜日7時半に夢庵西八王子店に来てください。正面から右のテーブルか座敷で開かれます。

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  今後、微笑禅の会のネット会報は中止し、年に数度の紙媒体での会報を出すことにします。私がロックフェラーほどの資産家であれば年に5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html 入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp (クリックしてもメールが開かないのでコピーして宛て先に入れて下さい)

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この話は「那田塾の思い出」の中に少しだけ書いたが、改めて面白い中学生の話をすることにします。その中学生の名前をM君としておきましょう。M君の家は接骨院を経営しており、M君にも柔道整体師の免許を取らせようと考えていました。

M君はLD(学習障害)児だったので、いくら教えても自宅で学習することが出来ませんでした。そこで那田塾では例外として家庭教師となりM君の住む家やお爺さんの住んでいる内子町まで教えに行きました。彼は野村高校を受けていれば通った筈ですが、野村町はミルクとシルクの町と呼ばれ、酪農家が多かったために、彼は「牛臭いのが嫌だから内子高校を受験する」と主張しました。例年の内子高校を見ると3人しか落ちていないので私も通るだろうと思い、野村町から内子町(愛媛の小京都と言われています)まで車を飛ばして教えていたものです。那田塾の特長ですが、中学生でも煙草OKなのでお互いに煙草を吸いながらの勉強でした。

彼の両親は毎日パチンコに嵌っており、野村町から内子町に行く時はスーパーチャージャーのついた軽自動車で常に法定速度を破って思い切り飛ばしていたものです。私も峠のカットビ屋なのでかなり飛ばす方ですが、M君は「先生の運転は安全過ぎます」と話したものです。那田塾の思い出にも書いた通り、勉強のできない子に限って高い車を欲しがります。彼も新車の初乗りの時に飛ばし過ぎて全損事故を起こしました。思い出したことがあります。彼のお父さんは「自分は相手を癒すが自分を癒してくれる人はいない」と言って日本酒を飲むと酒乱になったと聞きます。(タイ式マッサージは施術者と施術を受ける側の両方が心地良くなるのですが、柔整や按摩マッサージの施術者の中には同じような苦しみを抱えている人が多いようです)

彼のお爺さんは大東亜戦争の時にいつも物陰に潜んで戦場に行かなかった話をしていました。真面目な人間は撃たれて死んでしまうから、隠れている方が賢い、という理屈です。またそのお爺さんは患者の前で花瓶を割り、指先の感覚だけで元通りに戻したそうです。また合法と非合法の間で商売をしないと儲からない、とも言っていました。まるでどこかのランチェスターの法則に強い鍼灸院の先生と同じですね。

話を元に戻します。受験の1週間前の頃です。私が教えた数学と英語と国語は合格点の範囲にありましたが、驚いたことに教えていない理科と社会は全く自習していませんでした。そこで私が彼に「これから一週間野村中学を休んで理科と社会の勉強をするように」とアドバイスしました。

合格発表の時は私はM君を車に乗せて内子高校まで連れて行きました。彼は車中で「先生どうせ落ちているから見に行くのは止めましょう」と言い続けていました。しかしたった3人しか落ちないのだから、どうにか合格しているだろうと思い、内子高校の掲示板を見るとその3人の中に彼は入っていたのでした。

結局彼は大洲市にある帝京第5高校に入りました。東京の人は帝京高校というとまずますの高校を思うでしょうが、帝京第5に関しては受験して落ちた人が一人もいないので有名な高校です。

結局彼は柔道整復師になるのに落第を繰り返しましたが、設立されたばかりの専門校に合格し今では跡継ぎになっていると聞きます。彼は勉強はダメでしたが、手先が器用なのとお喋りで相手を惹きつける能力があったので、その接骨院も流行っていることと思います。

人を長く教えていると、物凄く勉強ができる子と物凄く勉強ができない子のことは鮮明に思い出します。機会があれば帰郷した時にM君に会ってみたいと思うこの頃です。