那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

早大時代の名物教授の思い出

2016年06月23日 | 思い出の記

集団ストーカー被害者の方は次のurlを押してください。(遂に決定版が出ました。既に増補改訂版を購入された方  には無料で差し上げました) http://blog.goo.ne.jp/nadahisashi/e/21522a074264a7eb4afb4fd7df2e6531 決定版は出版される可能性もあることをお知らせします(あまり期待しないでください)。

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また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。(写真を一部入れ替えています)http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html 一回目の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。この会の趣旨と目的に賛同されるかたは毎月第三金曜日の午後七時半から誰でもOKですから夢庵西八王子店(平岡町)に来てください。正面を右に進むと座敷がありますからその座敷で待っています。なお、料金について変更があります。お酒の飲めない人は2千円にしましたのでお酒の飲めない人もぜひ賛同者となって「春名先生を囲む会」で講義を聞いたり、また積極的に講義をして下さい。(来月だけは第二金曜日の7時半になったので注意して下さい

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 今後、微笑禅の会のネット会報は中止し、年に数度の紙媒体での会報を出すことにします。私が小野洋子ほどの資産家であれば年に5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html 入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp(クリックしてもメールが開かないのでコピーして宛て先に入れて下さい)

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今日は私が早稲田大学の学生だった頃の名物教授の思い出を語ることにします。

何といっても一番思い出深いのは仁戸田六三郎(にへだろくさぶろう)教授の授業でした。この人は宗教哲学の大家でしたが、アル中でいつも酒に酔って授業をしていました。アル中になると鼻の頭が赤くなると言われていますが、その通りに鼻の頭が赤くなっていました。忘れられない授業の一場面があります。それは仁戸田教授が突然「串本節」を歌い出したことです。私は気が狂ったのではないかと思いました。串本節は「ここは串本 向井は大島 仲を取り持つ巡行船 よ~いしょ よ~いしょ よいしょ よいしょ よいしょ」という歌詞です。https://www.youtube.com/watch?v=5vEb8uSV30g 原曲を聞きたい方はこのurlをクリックして下さい。

その歌を歌い終わったあとで、串本というのは一般大衆のことである。大島は神のことであり、その間を取り持つ巡行船は預言者・キリストのことである、と言われました。私は非常に感動した記憶があります。仁戸田教授の授業は早稲田でも一番大きな大講堂で行われ、教授たちもその授業を楽しみにして聞きに来ていました。最後には肝硬変で亡くなられましたが、さぞや本望だったと思います。宗教などという人間の最後のよりどころを学問にして客体化してしまうと酒でも飲まないと生きていけないのでしょう。

もう一人の教授の名前は忘れましたが、早稲田では授業が30分遅れたら教授のせいなので学生は帰ってもいいことになっていましたが、この教授の授業だけは学生が帰らずに待っていました。それはこの教授が毎回、サンダル履きでコンビニのレジ袋をぶら下げて授業に現れ「女房と離婚したのでさっきまで子供のご飯を作っていました。毎回授業に遅れて申し訳ありません」というからです。いかにも貧相な威厳のない教授でしたが、ある時、私は雑誌を読んでいてこの教授が「イギリス文学における幸福像」という一文を書いていることを知り熟読したところ、見事な文章で驚きました。のちに聞いたところではこの教授はイギリス文学の大家だったようです。人は見かけに依らない、と言いますがこの教授はその典型のような人でした。

次の人は非常勤講師でしたが、テレビや映画の時代考証をさせると常にこの人の名前が出て来るほどの有名人でした。黒板に細かな絵を描いて、唐風から和風に服装が変わっていく様子を非常に細かい点まで教えてくれました。

もう一人も非常勤講師でしたが高橋玄洋という非常に有名な脚本家でした。非常勤講師は薄給なのが普通ですがこの人は脚本家として余りにも有名でヒット作を数々出しているために、授業が終わったあとは授業を取っている学生を近くの喫茶店に呼び出してくれて、コーヒーをおごりながら芸能界の裏話をしてくれました。玉川一郎がいかに〇〇い人間だったかなどを細かに話してくれましたが、名誉棄損になるのでここでは言いません。

高橋玄洋さん

一般の人は教授の方が非常勤講師より偉いとかよく勉強していると思うでしょうが、それは全くの間違いです。実際は非常勤講師はある分野のスペシャリストがなり、助教授や教授は大学の事務方も出来る若い人間が選ばれます。また日本の場合はほとんどが仲間内のコネで正教員になっているのが実態です。

ところで私が東京工芸大学で教えていた頃、伝説の授業と言われていたことは何度かこのブログで書いていますし、その証拠も載せていますが、いつもとはやや違う証拠を載せることにします。

実験映像論東京工芸大学芸術学部メディアアート表現学科那田尚史先生 [952934]内容充実度:4点  単位取得度:1点  >教科書を探す  >教科書を売る

評価内容 by 東京工芸大学 orionさん(08/09/19)
出席
ほぼ毎回とる
教科書
教科書なし、または不要
テスト情報

前期/中間:授業なし

後期/期末:レポートのみ

持ち込み:テストなし

工芸大一、破天荒な先生の授業。
授業終了10分前に、毎回先生独自の禅を組みます

 

実験映像論
東京工芸大学芸術学部映像学科那田尚史先生 [884960]
内容充実度:5点  単位取得度:2点  >教科書を探す  >教科書を売る
評価内容 by 東京工芸大学 くりとろさん(08/05/09)
出席
とらない
教科書
教科書なし、または不要
テスト情報

前期/中間:授業なし

後期/期末:レポートのみ

持ち込み:テストなし

作品(映画など)丸々一本見る。
ノートを取ることがあまりなく、気軽に映画を見に行く感覚で受けられるのがこの授業の特徴。先生の喋りも気持ちがよく興味を掻き立てられる。
シュールリアリズムといったものに興味のない人は精神的に耐えられないかもしれない。レポートも字数が多く一夜漬けする人には厳しい。ただ、芸術学部にいるのならめちゃくちゃいい刺激になる。

  • 実験映像論
    東京工芸大学芸術映像那田尚史先生 [380262]
    内容充実度:5点  単位取得度:4点  >教科書を探す  >教科書を売る
    評価内容 by 東京工芸大学 あささん(06/04/20)
    出席
    とらない
    教科書
    教科書なし、または不要
    テスト情報

    前期/中間:テスト・レポートなし

    後期/期末:テスト・レポートなし

    持ち込み:教科書・ノート等持込 ×

    実験映画をみて解説を聞く授業。
    映画も面白いが、先生も面白いので飽きないで聞いてられる。
    単位も結構かんたんにとれる。

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このように学生の評価が無茶苦茶高かったにも係わらず、創価学会の工作員の織田が私の研究論文を一本も見ていないのに「那田の研究は大したことが無い。東京工芸大学の学生に相手にされて無い」といった真実性も公共性も公益性もない答弁書を書いたにも係わらず最高裁で敗訴したのですから、この裁判は(この証拠だけではなく)史上稀に見る迷判決と後世に言われるようになるでしょう。

ところで一番上に「授業終了10分前に、毎回先生独自の禅を組みます。」と書いた学生がいますが誤解を与えるといけないので少し解説を加えます。授業は信仰の自由を奪うわけにはいかないので、私はいつも「これからいい呼吸法を教えることにします」と言って坐禅でいう数息観を教えていました。それは椅子に座ったまま1メートルほど前の何か一点を見つめて、心の中で「ひと~つ」「ふた~つ」と10まで数えさせるものです。そして「最後の10まで雑念が起きずに数えることが出来た人は手を挙げて」というと誰一人手を上げませんでした。私の方が異常なのですが、坐禅中に雑念が起きるなどと言うことは信じられません。

ところで私が学生に人気があったのは幾つかの理由があります。一つは上記のような名物授業を早稲田で聞いていたことと、私の父親が戦前の小学校の校長先生だったからでしょう(ちなみに戦前では村長・町長、そして郵便局長、そして小学校の校長先生の3人が一番尊敬されていたものです)。もう一つは私が非常勤講師として早稲田大学に赴任する前に7年ほど中高生を相手に学習塾を経験していたからでしょう。その学習塾が町では一番の人気になったことは何度かこのブログでも述べた通りです。

要するに教え方というものを私は知っていたわけです。簡単に言えば、上から目線で学生を見ず、授業中に笑いの2度や3度は取らないといけません。またキャラが立つというと麻生太郎のようですが、個性的でないといけません。

そこで私が早稲田大学が教授を募集しているときに主な論文とともに「求められる教授像」といったレポートを書く必要があったので「教授法(教え方)に自覚的にならねばならない」といった趣旨のことを書いて提出しました。ところがそれを読んだ(現在は某映像学会の会長となっている)Tという男が、「教え方なんか関係ない。私たちはアカデミシャンなのだ」といって私の言うことを真っ向から否定してきました。実は私が非常勤講師の時代に、この男に付いて早大の二文の学生に聞いたところ、「あの人は映画オタクがそのまま大人になっただけの人です」と言ったのを聞いたことがあります。この程度の人間が映像学会の会長なのですから、映像研究に未来は無いのではないかと思います。

また私は小型映画研究の草分けですが、後続研究を読んで感心したことが一度もありません。私の研究のごく一部だけを利用して(チェリーピックングといいます)、自分勝手で非実証的な結論に導こうとするからです。

途中で話題がズレてしまいましたが、私が早大の学生時代には上記のような名物教授や非常勤講師がかなりの数存在していました。現在は一体どうなっているのか知りたいものです。以前もこのブログで書いた記憶がありますが、早稲田の良さは、教授も早大の出身で先輩が後輩を教えるというアットホームな雰囲気があったものです。現在は他の国立大学(東大、東京芸大、東京外語大)など所謂官学出身者が多くなってしまい、以前のようなアットホームな雰囲気が無くなってしまったようです。私の学生時代は、早慶戦が土日に1体1になった時には、ほとんどの教授が「私の授業を受けるより明日は早慶戦に行って応援してくるように。私の授業を一度も受けていなくてもレポート用紙に早慶戦のチケットの半券を貼れば優を上げるから」と言ったものですが、いまの官学出身者はそのような気の利いたことは一切言わなくなったと聞きます。

同じ大学の仲間の日頃の鍛錬を共に応援する友愛精神を培うことよりも、自分の授業のたったヒトコマのほうが大切だと考えているのでしょう。愚かなことだと嘆かずにはいられません。