緋の少女（Scarlet）

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「緋の少女(Scarlet)」

河合奈保子さんの１３枚目のオリジナルアルバム「SCARLET」の７曲目（B面２曲目）に収録されている曲です。ビデオ「SCARLET」では９曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもこの曲のビデオ映像を見ることができます。

タイトル通り、このアルバムのタイトルナンバーです。

作詞：吉元由美
作曲：河合奈保子
編曲：瀬尾一三


(写真はNAOKO　PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)

迷いなくまっすぐにわき上がる情熱を、胸の奥で抑えている心を表すかのような重い音を響かせてはじまり、途中から一気に吹き上げるように走り出す、まさに熱い情熱を感じさせるイントロ、そしてメロディの曲です。
奈保子さんの歌声も情熱を込めたような力強さを感じさせてくれます。

この曲ちょっと不思議な感じがするのは、通常の曲でいうAメロ（イントロ直後の歌い出し、曲の導入となるメロディ）の部分がないように思います。
サビから始まり、そしてBメロを思わせるようなメロディ転換、Cメロ（ふつうはないかもしれません）で力強く、そしてDメロ（これもふつうはないかも）でサビ前の落ち着きを持たせたトーン、と言うように多彩なメロディが組み合わされた曲だと思います。
と思っていたら、奈保子さんがコメントで書いてました。

「オリコンウィークリー 86.10.27号」での奈保子さんのコメントを抜粋すると、
・実はScarletというタイトルで２曲作った。１曲はこの曲、もう１曲は「スウィート・ロンリネス」。どちらも風と共に去りぬのスカーレット・オハラをイメージしており、こちらの曲は激しさを、「スウィート・ロンリネス」は優しさを表現した曲。
・この曲は本当にストレートにできた。
・時々長くなる曲ができてしまう。Aメロ、Bメロ、A'、B'、C'・・・と延々と伸びて、どこかハショらないと見たいな場合がある。この曲の場合は、ピアノで弾いたままが歌になった。
というようなことが記載されてます。

歌詞の要約
***
瞳の中に燃え上がる情熱、心の奥の炎、
私の心は、今なおあなたのことを追いかけている。
誰に責められようとも、私の思いは
この夕映えと同じように紅く私を染めている。

あなたに私の未来が見つけられるなら、
例えば、胸の奥からわき上がる情熱を抱きしめて

あなたに私の未来を見つけられるなら
それだけで私は生きてゆける。

例え誰かを木津つけても、自分一人の情熱を信じて、私は愛にかける。

この情熱を吹き飛ばそうとする激しい嵐に会おうとも、誰が止めようとも
あなたといられれば、今私は生きてゆける

***