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「セレネッラ」
河合奈保子さんの5枚目のシングル曲「スマイル・フォー・ミー」のB面収録曲です。
また、3rdアルバム「DIARY」の5曲目にも収録されています。
作詞:櫛田露弧/伊藤アキラ
作曲:川口真
編曲:船山基紀
以前にも書きましたが、この曲の状況設定をどのように解釈すればよいか難しいですね。
神話の世界を表現しているのか、それとも、ある境遇を神話のにたとえて表現しているものなのか。
アルバム「DIARY」の歌詞カードの中には、「セレネッラ(Selenella)はイタリア語で水の妖精(Selena)の愛称です。」とあります。
また、「妖精」と解説しながらも歌詞の中では「女神」と表現していること、ギリシャ神話でSelenaは月の女神なので(ローマ神話ではLunaですが)、水の妖精と言ってもやはり「月」とは何らか関連があるのではないかとも思われます。
実際、「月」という言葉も歌詞の中に出てきます。
ネットで探してみてもそれらしい神話は見つかりません。そして歌詞の内容を見ても、特別な状況を比喩していると解釈出来る言葉はないように思われるので、やはり「神話」、または「おとぎ話」(実際にあるかどうかはわかりません、もしかしたら作詞家の方の創造なのかも知れませんを表現した歌詞だと解釈するのが良さそうに思えます。
「白鳥の湖」では、呪いをかけられ白鳥の姿に変えられてしまったオデット姫は月の光を浴びると人間の姿に戻れるという話ですが、「セレネッラ」の歌詞はその逆で月の光が、ある少女を泉に縛り付ける妖精へ変えているという解釈で歌詞の要約をしてみます。
歌詞の要約
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あなたが私を愛してくれるのなら
私の本当の姿を見て欲しい
妖精の姿の私を見ている限り
私にかけられた魔法は解けない
どうぞその手でその言葉で
私を解き放って欲しい
月の明かりが隠れた時
私はあなたに触れられる
私が月の光の虜でいる限り
あなたを愛することさえ出来ない
たとえ、あなたに触れることが出来ても
私の心はこの泉に捕らわれたまま
激しい嵐で月を消し去って欲しい
私を泉から解き放つ嵐を
私は願っている
あなたと触れあえる
ひとりの少女に戻れる
そのときを私は待っている
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