London徒然草

「ばく」のロンドン日記

ムラオカさん

2011-10-04 | ロンドン暮らし


週末、友人の家にお泊まりに行ったNo3、
それでなくても忙しいのに、週末も寝不足で、疲れているらしく、
ご機嫌斜め。

私にあたらないでほしいなあと思うものの、
仕方ないと思いながら、横目で見ております。


お散歩、お散歩、やっほーやっほー

小さい頃、そういえば、私もお泊まりに行ったなあ。

よそ様の夕飯は同じカレーでも、味や付け合わせが違ったり、
お布団が、うちのものとは違う匂いがしたり、
カバーの掛け方や組み合わせが違ったりするのも、新鮮で、
お友達とゴソゴソと他愛のない話をしたりするのが楽しかったっけ。

いつの間にか、枕が違うと眠れなくなり、
人様の家に行くより自分の家の方がよくなり

そういう事が「年齢とともに起こる変化」というのかも、しれません。


落ち葉の絨毯だねえ

当時、よく、お泊まりさせていただいた、
お宅の、ムラオカさん。

何より私が驚いたのは、夜眠る前になると。
おばさまが、お化粧を丁寧に落とし、
念入りにクリームでマッサージをしている所。

我が家の母は、どちらかというと、昔から、ずっと、今でも、
石けんで顔を洗って、立ったまま、ちょいちょいと
化粧水をつけて。乳液をつけておしまいというタイプですので。

ムラオカさんのおばちゃまは、
鏡台の前に座り、髪の毛をターバンでしっかり持ち上げ、
何種類ものクリームを丹念に塗り込んでおりました。

たまに話しかけて,彼女が、こちらを振り向くと、
顔全面が、ピカピカのテカテカ。
子供心に、「すごいなあ~」とおもったものでした。


相変わらず、ドロドロのポピさん。

さて、先日、仕事先でIDの作り直しがあり、
仕事の合間に慌てていってきました。

その場で、写真をとって、機械に読み込むと
新しいIDが出来てきます。

写真をIDにする前に「これでいいですか?」見せてくれるのですが、
その写真を,一目見たときの衝撃、、、、、、
なんと、初老の貧相なおばはんが、そこに!!
こちらも、「年齢とともに起こる変化」

いやあ、,、ショックでした。
現実なのですが、思いもしない所で突きつけられた自分の顔。


ポピちゃん、どこだ?

あまり、かまっていなかったのは確かだし、努力もしてないし。
髪の毛も染めてないし、眉毛は整えていないし。

あまりに衝撃だったので、少し努力をしよう!
と、心に決めて、お肌のお手入れなどをする事にして
いろいろ買い込んで勤めております。

とはいえ、結局,高価なクリームなどつけてみたら
人一倍肌の弱い私は、痒くなってしまったり(涙)

で、肌のお手入れをするときは、
少しでもあやかれるように、
「ムラオカさん、ムラオカさん」
念仏のように,名前を唱えながらやっております。


あらら、こんな所に...

先日,日本に行った時、
母がいっておりました。

「この前、久しぶりにムラオカさんにあったけど、やはり、お肌,今でも、とってもきれいだったわよ~」

努力はやはり、報われるのねえ。