London徒然草

「ばく」のロンドン日記

Pray for Japan

2011-03-20 | Weblog


大地震から、一週間と一日、
ゆうべ遅く、東京に行っていたNo1が、ヒースローに着いた。

イギリス,アメリカ政府の避難勧告を受けて
会社は、社員を福岡に一時避難するというオファーをしてくれたが、
娘にはロンドンに戻るなら、それもOKということで。

帰宅難民になった娘は、新しく借りたマンションに引っ越して4日しか
たっていなくて、会社からの道も、地理も不案内、土地勘もなく、
タクシーも捕まらず
やっと帰った家にはまだ、冷蔵庫もテレビもネットもなく....
たよりの携帯は使い物ならず。

ゆうべ、ヒースローで、顔を見てホットし、
お腹減った~とほざくので,夕飯の残りのパスタを食べさせ
ベッドに向かった。

時差ぼけしながら、朝起きてきた娘と
ソファーにならんですわって、新聞をめくりながら
テレビでNHKのニュースをみて、
トーストをかじっていたら、本当に突然、
涙がこぼれて、止まらなくなって困った。

心底ホッとすると、人の心は融けるのかもしれない。

まだまだ、心底ホッとするには遠い人々かいっぱいいる事は
わかりすぎるほどわかっている。

でも、これからの事を考えて「負けない」で
みんなで力を合わせて行きたい。

ロンドンも、がんばっています。

葉加瀬太郎さんが,精力的にデパートや、ホールや、駅でコンサートを開いたり、
ケーキを焼いて、地元の学校でケーキセールをし、募金をあつめたり、
吉田都さんとその仲間が、ロイヤルオペラハウスで、パフォーマンスをしたり、
ケンブリッジ在住のお友達は、地元のスーパーで募金集め、1500ポンドほどのお金が集まったそうです。
サッカーのプレミアリーグの試合の前には、
日本の天災の被害にあった人たちのために、全員で、黙祷。

すべて、この短い間に、既に,どんどんと活動しています。

私も動こう。普通に暮らしながら、出来る事から。

最後に

放送が止まっていた「てっぱん」のテーマ、
こんな形で,イギリスの朝の全国ニュースで聞くなんて、
あまりの思いがけなさに,驚き、




アカペラの、バイオリン、心にしみました。
お話の後、7分くらいから、「ひまわり」が始まります。