昨日、17歳の息子が、免許をとりました。
こちら、教習所が存在しなく、いきなり路上教習だし、
自分の車で、仮免許練習中のマークさえつければ
免許取得して3年以上の人間が同乗してさえいれば
どこでもそれで運転できます。
7月から練習していた息子、
やっと試験の日が来て、一回目は
停止線をほんの少し越して停止したとかで、不合格。
昨日が2回目の挑戦でありました。
出席のうるさい彼の学校にちゃんと規定の48時間前に欠席の連絡
この試験だけは、なかなか予約がとれないので、
事前に言えば特別に遅刻、早退も許可されます。
そして当日、プロの教官と、試験用の車も特別に手配。
さて、出かけようというそのとき、
家の電話が鳴りました。
「こちら運転免許試験センターですが、息子さんいますか?」
電話を取り次ぐと、なにやら、ふんふんと、きいている息子。
電話を切った後、彼が言うには、
「今日は試験が都合により出来なくなったので、
21日に来てください」だって・・・・
本人もキツネにつままれたような顔をしていますが
私と長女は「えええええっ~~~~??」
なぜ、キャンセルなのか、21日は何時に試験なのか、
どこで試験なのか、誰が電話をかけてきたのか、まったく不明。
「どうして、言い返さなかったの??理由ぐらい聞け、
どうやって21日の試験の詳細が届くのか?そんなのありえないと言え~」
と、ガールズチーム、大噴火。
息子はねえ、、ウルトラ人のいい、オットさんに似ているんですよねえ、
こういうところ。
すぐ、電話の折り返し機能をつかって電話してもつながらず、
センター本部に電話しても、機械の対応で埒が明かず。
手配したインストラクターは家に到着し
犬たちは吠えるし、、わんわんわん。
ここで、この国滞在12年で
学ばされた学んだ事。
「体当たり」
これしかありません。
おろおろする息子と、怒っている長女をとりあえず、
我が家の車に押し込み、試験会場に急ぎます。
車の中で現地に向かいながら、作戦会議。
「いい、さっきの電話の証拠は、何もないからキャンセルなんて
何も聞いていないふりをしなさい。」
「何か言われたら、予約の紙を見せて、ほら、予約ありますと、
言い張りなさい」
「そこで、人のいいあなたは、負けるかもしれないから、
お姉ちゃんを援軍につけてあげます」
で!
結局、息子、そのまま試験を受ける事が出来て、
晴れて合格いたしましたとさ。
最後まで呼ばれなくて、名前を聞かれたそうですが、
結局、えーっと、じゃあ試験行きましょう
といわれたそうで。
あの試験一時間前の電話はいったい、なんだったんでしょうか??
この国も、長くなると、こういうことに
対応する能力も磨かれてくるものでありますね。
ちょっと寂しい気がしますけど。
そして、早速運転したい息子。
保険会社に、仮免から試験に通った旨を連絡しました。
「おめでとうございます。それでは、早速今から切り替えます。
免許取得ということで、保険料が上がります。
現在年間、1380ポンドですが、今日から2330ポンド
追加になります」
(参照ー現在一ポンド、130円くらいです)
私は、またしても、大噴火してしまったのでありました。
ああ、真剣に宝くじ、当たりたいっす。