シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

大自然

2007-06-03 | Weblog
今日は「地球交響曲~ガイアシンフォニー~第六番」の上映会、映画に出ているミュージッシャン(というより音の追求家と呼んでらした)のライブ、監督のお話、地球村 http://www.chikyumura.org/ の高木さんのお話・・というイベントに行ってきました。800人の会場は満杯で、立ち見の人達やボランティアを合わせるとそれ以上・・すごい人でした。

音楽のコラボレーションは気持ちよかった~。隣のおばさんはあまりの気持ちよさにいびきかいていましたよ。弓とディジュリドウと鉱物の打楽器と笛のコラボレーションだったのですが、妙な夢うつつな感覚でした。

今日の一番の印象は映画の中でのアメリカの大自然の映像でした。ピアニストのKelly Yostさんはアイダホに住んでいるのでそこでも撮影が行われたのですが、壮大な森、美しい湖、砂漠・・。カリフォルニアからミネソタにあるキャンプで教える為に車で何日もかけて移動した道中を思い出しました。

目に見えるのは自分たちの車が走っている一本線だけ・・どこまで続くの?と疑問に思えるようなだだっぴろい砂漠。突然でてくるターコイズブルーの湖。道を外れてしまいえらい高い山に登る羽目になり頂上ではヒョウが降ってきたこと、国立公園の森の中・・。

私が参加したのは、スペイン語村、フランス語村、日本語村、中国語村、ドイツ語村・・などをインディアンの居留地に夏の間作らせてもらい、6歳から18歳の少年少女が寝泊りをしながら、そこの言葉、その国の食事、お金などを使って生活するキャンプの日本語村での日本語を教える仕事でした。広いアメリカ、お互いの村までは車で何十分もかかる距離です。

ジーンズの上からでも簡単に血を吸う強烈な蚊の大群(ミネソタは湖が多いから)や、水しかでないシャワーや、キッチンスタッフが日本食を食べたことのない為に出てくるおかしな日本食や、マセガキ女子高生と生活を共にするのも大変で「はよ帰りたい」と思った1ヶ月でしたが、今となっては懐かしい思い出。湖で髪洗ったり、(泡が消える自然派シャンプー使用)まともにアメリカ人と喧嘩したのはあのキャンプだったなあ・・など、アメリカの大自然の映像から懐かしい思い出がたくさん出てきました。

今あの大自然の中に入ったら全く違った体験をするだろうな~と楽しく想像し、そしてあのキャンプも道中を含め貴重な体験だったなあ・・と思える一日でした。