体感差が20℃の違いって体調壊しますネ!“立春”の昨日から東京都立川市に1泊2日の日程で“孤立死防止対策”について勉強してきました。
立川駅に着いたのがちょうど12時。すれ違う人・人・人(人口18万人と類似していますが苫小牧とは違いますネ)は、みなさん軽装なんですネ。私は、というと朝出たときの姿ですから“ショートコート”と“マフラー”の防寒スタイル。まるで、苫小牧の6月中旬のような穏やかな気温でした。「今日は特別暑いですネ!でも明日から荒れるようで・・・」と議会事務局の方が説明してくれました。
立川市では昨年2月に3件の児童を含む“孤立死”(ひとり親家庭)が発生した事例を重く受け止め、行政として“関連部署”による検討会議を設置し、検証して“総合的な見守りシステムの構築”(最終報告)をまとめ、新年度から予算措置と必要な人的配置に着手します。
今回は党議員団から私一人の視察でしたが、“子ども家庭部子育て推進課長”さんらが応対し、詳細な説明を受けたのち、質疑時間も取っていただいたので大変勉強になりました。苫小牧市でも検討出来ることはないのか?私なりに勉強して提案したいと思います。
視察予定時間の2時間前に立川市に着いたので、立川市議会の党議員の堀江重宏議員さんに電話すると“待っていますので”とすぐに駆けつけると、わざわざ外に出迎えてくれました。(携帯電話ってこんな時便利ですネ)
3年前に完成した“エコ”庁舎と議会棟でした。議会棟には不審者防止対策としてセキュリティが完備。一人一人の議員さんがICカードを持っていました。議員控え室で交流しましたが、大変きさくな方でお互いの議員になる経過が似ていたこともあり、初対面なのに話が合ってあっという間に時間が経ちました。「今度は、ぜひ苫小牧に視察に来てください!」とPRしてきました。
宿舎で、NHK放映を見ると偶然、地元記者が取材した番組に注目しました。
私が20代の頃、「山谷ブルース」を歌っていた岡林信康さん大好きでした。取材した記者は説明します。「昔(高度経済成長のとき)は日雇い労働者の街だったのに、いまは身寄りのない“高齢者”の“簡易宿泊所”となっている。宿泊所だから保証人も敷金も礼金も必要がない。・・・最近では、3畳一間のふとんのなかで亡くなっている人がいて“無縁仏”・・・」と映像を見ながら説明を聞いて、孤立死(孤独死)問題を考えさせられました。ある高齢者が、「・・・畳の上で死にたい」と訴る姿に涙が出ました。が、その部屋の窓越しから“スカイツリー”が写ったとき、「これが格差社会の現実なんだ!」と考えさせられました。
立川市は「人命第一・市民の安全第一」を市政の基本姿勢にしたまちづくりを進めています。机上プランとスローガンよりも具現化することが大事ですネ!