昨日で9月市議会定例会が閉会しました。初日から「波乱」(9/10付ブログ掲載)と書きましたが、最終日は通常淡々と議事運営され、午後5時前には終わる予定でしたが、「何が起きるか判らない」(9/11付ブログ記載)と予測したとおり、終わったのは午後6時15分頃でした。最終日の午後、本会議場で残余議案(残っている議案のこと)の審議のなかで、ウトナイ湖畔に来秋オープン予定の「道の駅」(国の指定を受けていないのでカッコ書き)「ウトナイ交流センター条例」(案)と主体工事の建設契約が提案されました。この件について、最初に熊谷克己議員(民主・市民連合)が質問(登壇)し、次に私が登壇して質問しました。この施設建設に対する地域要望は10年前から出されていたものです。その当時と現在のような原油高騰などを考えると「採算制」が見込まれる『公の施設』としては「時期を逸した」と思っています。しかも国や道の補助金はあるとは言え、財政難を理由に「財政健全化計画」をつくり、市民の多様な要望には「厳しい財政事情を理解してほしい」と言いながら、多額な市費(税金)をつぎ込むのです。問題は、私たち議会には単年度331千円の『黒字』となる「収支計画」(案)が2年前に出されただけで、その後一切「収支見込」が提出されていません。私は、「昨年11月、『地域協議会』に提出した資料を提示し、「議会に示した収益額がまったく異なっている」ことを指摘し、「議会軽視も甚だしい」と質問を保留すると、紛糾(本会議中断)してしまいました。すぐに中野裕隆副市長と佐々木昭彦企画調整部長が共産党の控え室に来て、説明するのですが、その場で出された資料が何と別な「収支計画」(案)で「本来、条例提案に参考資料として最初から提出していなければならない」ものでした。こうした一連の理事者側の不手際もあり、条例(案)は民主・共産・民の声・新風の4会派(11人)が反対しましたが、賛成会派からは質問もなく「賛成多数」(18人)で可決しました。私が指摘しなければ提出しなければならない「資料もなしに」条例が通過したことになります。こんなことで議会チェック機能と説明責任が果たされるのでしょうか?11人の反対の意思表示は後に生かされると思います。
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