ハイウェイとダンスホール
良い曲は君を最高の気分にさせる
君は月について書き
星のことを夢見る
古ぼけたモーテル部屋の憂鬱
父親の車に乗った女の子たち
君は夜について歌い
痛みを笑い飛ばす
朝にはコーヒー 昼にはコカイン
君は天気を話題にし
集まった人たちに 笑いかける
「元気でやってる?」と訊いてくる長距離電話
失ったもののことを忘れ
得たもののことばかり 君はおおげさに話す
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
レディたちが君に会いにやってくる
君の名前がまだ知られていればね
君に気のあるそぶりをして
「知り合いだったわよね」と言う
「ああ覚えてるよ」と君は答えるけど
彼女たちも これがただのゲームだってことはわかってる
そのうち彼女たちの顔が どれも同じに見えてくる
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
金のためにやってるんじゃない
ほんのしばらくのことなんだし
君は部屋を大股で歩き回り
何マイルもクルマで運ばれていく
ネオンの中のギャンブラー ギターを握りしめて
君は月については正しかったけど
星については間違っていた
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
- Danny O'keefe「The Road」(1973)
(Translated by Andy@音楽観察者)
ジャクソン・ブラウンがアルバム「孤独なランナー」(1977)でカヴァーした曲。
「孤独なランナー」は、コンサートツアーをテーマにした一種のコンセプトアルバムだから、ツアー途上のミュージシャンを主人公にしたこの曲をとりあげたのだろう。
短いセンテンスの繰り返しで描写される孤独と諦観が心に残る。醒めたリリシズム。
原詞はここを参照。
ジャクソン・ブラウン音源が見つからなかったので、かわりにこれを。
アマチュアミュージシャンらしき人によるカヴァー。なかなか良いね。
良い曲は君を最高の気分にさせる
君は月について書き
星のことを夢見る
古ぼけたモーテル部屋の憂鬱
父親の車に乗った女の子たち
君は夜について歌い
痛みを笑い飛ばす
朝にはコーヒー 昼にはコカイン
君は天気を話題にし
集まった人たちに 笑いかける
「元気でやってる?」と訊いてくる長距離電話
失ったもののことを忘れ
得たもののことばかり 君はおおげさに話す
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
レディたちが君に会いにやってくる
君の名前がまだ知られていればね
君に気のあるそぶりをして
「知り合いだったわよね」と言う
「ああ覚えてるよ」と君は答えるけど
彼女たちも これがただのゲームだってことはわかってる
そのうち彼女たちの顔が どれも同じに見えてくる
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
金のためにやってるんじゃない
ほんのしばらくのことなんだし
君は部屋を大股で歩き回り
何マイルもクルマで運ばれていく
ネオンの中のギャンブラー ギターを握りしめて
君は月については正しかったけど
星については間違っていた
みんなに 成し遂げたことを知らせようと立ち止まっても
そこはただ ツアーの途中の知らない町
- Danny O'keefe「The Road」(1973)
(Translated by Andy@音楽観察者)
ジャクソン・ブラウンがアルバム「孤独なランナー」(1977)でカヴァーした曲。
「孤独なランナー」は、コンサートツアーをテーマにした一種のコンセプトアルバムだから、ツアー途上のミュージシャンを主人公にしたこの曲をとりあげたのだろう。
短いセンテンスの繰り返しで描写される孤独と諦観が心に残る。醒めたリリシズム。
原詞はここを参照。
ジャクソン・ブラウン音源が見つからなかったので、かわりにこれを。
アマチュアミュージシャンらしき人によるカヴァー。なかなか良いね。
パンクばかり聴き漁っていた頃に、知人からディランと一緒に教えてもらいました。格好や演奏がラフなだけがパンクじゃないんだよという感じでしたね。
このアルバムはステージのライブとツアーバスの中でのモバイル録音が渾然一体となった内容で、そこが妙に生々しくて迫力がありますね。The Roadも途中で乗り変わるのがスゴイです。今ならデジタル編集で何でもアリですけれど、この当時、一体どうやって作ったのか?
ガソリンはもう切れる寸前なのに走り続けるという状況は、いくつになっても変わらなくて、それが人生なんでしょうね。
新曲ばかりのライヴアルバム、しかもツアーをテーマに、というコンセプトは今でも秀逸だと思います。おっしゃるとおり、ステージ上だけでなく、ホテルの部屋やツアーバスの中の録音がまた独特の雰囲気を出してますね。
また各プレーヤが素晴らしいです。特にデヴィッド・リンドレーやラス・カンケルのプレイはほれぼれします。
しかしまあ、いつ止まってしまうかわからないのに走り続けるというのも、なかなかきついものではあります…。