音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

The Dark End of The Street

2008年02月18日 | 歌詞・訳詞
通りの暗がりで いつも俺たちは逢う
いてはならない場所に隠れて
二人きりになるために 闇の中で過ごす
俺とおまえ 通りの暗がりで
俺とおまえ

時は犠牲を求めるだろう
奪った愛の代償は 支払わなきゃならない
これは罪 正しくないことは二人ともわかっている
でも 俺たちの愛は どんどん強くなっているんだ
通りの暗がりに逃れて 俺とおまえ

きっと見つかるだろう
いつか みんなにわかってしまうだろう
通りの暗がりにいる 俺とおまえのことが

昼の光があたりにまだあるころ
街で偶然に出逢っても
ただ知らないふりをして通り過ぎよう
ダーリン 頼むから泣かないでくれ
今夜も 通りの暗がりで逢おう

- James Carr「The Dark End Of The Street」(1967)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 ひさしぶりの訳詞です。

 ダン・ペンとチップス・モーマンが書いた60年代ソウルクラシック。オリジナルはジェイムズ・カー。パーシー・スレッジやライ・クーダー、リンダ・ロンシュタットなど多くのミュージシャンもカヴァーしている名曲。

 古今東西繰り返しテーマにされてきた「許されない恋」を描いた曲なわけだけど、その中でもとりわけせつない歌だと思う。この映像喚起力。必要最小限の言葉しか使っていないのに。 

 原詞はここを参照。

 ジェイムズ・カーによるオリジナルヴァージョン。泣ける。
 

 原曲のせつなさを余すところなく表現した、ライ・クーダーの見事なカヴァー。スライドギターによるソロが素晴らしい。
 


 

 


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ライ・クーダー! (wms)
2008-02-18 22:45:19
なんと、今の今までYouTubeで彼の映像を探すことに全く気がつきませんでした。いやはや、自分の想像力の無さに改めてガッカリです(笑)
返信する
Ry Cooder! (Andy@音楽観察者)
2008-02-18 22:53:10
いえいえ。僕も最近まで気がつかなかったんですよ。嘆くことありませんて。

この曲をとりあげようと思ったのも、実はこの映像を見たからだったのです。

ほかにもあれこれあるみたいなので、じっくりと楽しもうと思います。
返信する
ダン・ペン (nk24mdwst)
2008-06-30 12:48:52
この有名なダン・ペンの曲を一番上手に歌うのは誰かと聞かれた作者のダン・ペンの答えは、「みんなうまかと」(南部訛りをどう日本語にするのがよかんべ?!
彼の自作を一番上手に歌うのは、彼です。彼の周囲の製作サイドの連中や、曲を提供してもらった歌手は異口同音に言っているのですね。
ダン・ペンの映像は、さすがのYouTube でも発見できませんでした。歌だけならありますけど。
返信する
断片。 (Andy@音楽観察者)
2008-06-30 17:58:42
ははは。南部訛りは九州弁ですか。
ダン・ペンのアルバムは、残念ながら聴いたことがありません。なにせへなちょこソウルファンなので。
しかしそういわれると聞いてみたくなりますね。探してみようかな。
返信する
カーやダンペンの他に、沢山のカバーがある中で…。 (G.P. Forever!)
2015-04-24 14:41:28
管理人さん、はじめまして。

マッスルショールズ録音繋がりなのか、アレサフランクリンの初期のアルバムにもカバーがありますね。

タイトル通り2つのオリジナルを聴いたのですが、リンダやライクーダー、エヴァキャシディといった方々のカバーに耳が行ってしまいます。

特にフライングブリトーブラザーズの、グラムパーソンズの歌は素敵過ぎて、今日も泣かされて、何度も何度も寂しい時に泣かされます…。

※今日はずっとTFFBを繰り返して聴いています。

ダンペンやJ.カーを聴いたのは「Dark~」だけです。できれば彼らのアルバムをじっくりと聴いてみたいです。

対訳、大変感謝します。ありがとうございました!!

※長文、すみませんでした…。
返信する

コメントを投稿