音楽中心日記blog
Andy@音楽観察者が綴る音楽日記
 



  
◆SUGABABES「CHANGE」(2007)
 ぴかおさん激賞なので聴いてみた。

 シュガーベイブスについてはほとんど何も知らないにひとしい。
 英語版Wikipediaを見てみると、女性3人のポップグループで結成は1998年。「21世紀になって最も成功した女性グループ」などと言われているらしい。主要メンバー交代などもあったようだ。
 
 1曲目「About You Now」は文句なく素晴らしい。聴いているだけで闇雲に元気が出てくるソリッドでスピーディなポップチューン。
 しかしすべてこのスタイルを期待すると肩透かしをくらうかもしれない。そのほかは基本的にダンスポップ寄りの音なので。

 だけど、これも聴いているうちにどんどん良くなってくる。
 2曲目「Never Gonna Dance Again」や3曲目「Denial」、7曲目「Surprise」、10曲目「Open The Door」あたりは特にいい。手ごたえのあるポップソングだ。一回り聴いても40分程度という、アルバム全体のコンパクトさも好もしい。

 これまでだったらたぶん出会わずに終わってしまったであろうこうしたアルバムを知ることができるのもネットのおかげだよね。
 まあ、その「おかげ」が強力すぎて、聴きたいもの・好きなものがどんどん増え続け、収拾がつかなくなってしまうんだけども。
 
 アルバムサンプラーの試聴はここで。

 「About You Now」PV
   

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また病院に行った 新しい精神科医のところに
イスに座って週末どう過ごしたかを話したんだ
でも 医者は考えていることをけして明かさない

ほんとの僕がわかりますか 先生?

母親のところに戻って言った
「母さん 僕は狂ってる 助けて」
母親が言うには
「どんな気持ちだかわかるよ だってそれは血筋だからね」

ほんとの僕がわかるのかい 母さん?

舗道の敷石の隙間は 血管の流れのようだ
僕のことを知ってる見知らぬ人たちが
窓のかげから覗いている
僕がかつて愛した女の子は
黄色い家に住んでいて
きのう僕の横を通り過ぎたのに
もう今は僕のことを知りたがらない

ほんとの僕がわかるのかい?

最後に牧師のところに行った 嘘と憎しみでいっぱいになって
少し 彼を怖がらせたみたいだ
彼は黄金の門への道を示してくれた

ほんとの僕がわかりますか 牧師さん?
ほんとの僕がわかりますか 先生?
ほんとの僕がわかるのかい 母さん?
ほんとの僕がわかるのかい?

- The Who「The Real Me」(1973)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 ザ・フー2008年来日を記念してこの曲を。アルバム「四重人格」収録曲。

 「四重人格」は、個人的にもっとも思い入れのあるザ・フー作品だ。僕の十代を支えてくれたレコードのひとつ。
 このアルバムには「Cut My Hair」「The Punk And The Godfather」「The Dirty Jobs」「I've Had Enough」「Bell Boy」「Dr. Jimmy」などなど心に刺さってくる曲がたくさん含まれているけれど、1曲となるとやっぱりこれだ。
 
 「僕がかつて愛した女の子は/黄色い家に住んでいて/きのう僕の横を通り過ぎたのに/もう今は僕のことを知りたがらない」というのはせつないね。すごくせつない。

 原詞は
ここ
を参照。

 こんな曲。
  

  

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君は不思議に思っている
求めている愛が なぜいつも君の横をすりぬけていってしまうのか
なぜ人はみな 君に乱暴で冷酷なふるまいをするのか
なぜだか僕が教えてあげよう なぜだか僕が教えてあげよう

君がまだ "それ"を手にしてないからだよ ベイビー
君はまだ "それ"を手に入れていないんだ ぼうや
だから君は まだまだ 苦しんだり泣いたりしなきゃならない
君はまだ "それ"をつかんでいないんだよ ベイビー
そういってるだろ

君は不思議に思っている
僕の人生最大の目的は 有名になることだったのに 
どんなに努力しても 全然うまくいってないじゃないかって

なぜだか僕が教えてあげよう なぜだか僕が教えてあげよう
(君は信じないかもしれないけど)

僕がまだ "それ"を手にしてないからだよ ベイビー
僕はまだ "それ"を手に入れていないんだ ぼうや
だから僕は まだまだ 苦しんだり泣いたりしなきゃならない
僕はまだ "それ"をつかんでいないんだよ ベイビー 
そういってるだろ

今日 僕は思いかえしていた みんなが僕をひどい目に遭わせたときのことを
彼らは 僕の目をにらみつけて こういったんだ

おまえはまだ "それ"を手にしてないんだ ベイビー
おまえはまだ "それ"を手に入れていないんだよ ぼうや
だからおまえは もう少しの間 そのままでいなけりゃならない
おまえはまだ "それ"をつかんでいないんだよ ベイビー 
そういってるだろ

- The Smiths「You Just Haven't Earned It Yet, Baby」(1987)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 シングルを中心にまとめられた編集盤「The World Won't Listen」収録曲。当初シングルとしてリリースされるはずが、なんらかの事情で未発表になっていた曲らしい。カースティ・マッコールによるカヴァーも良い出来だった。

 今回訳していて気づいたんだけど、この詞、ヴァース毎に人称が変化してゆくのだ。

 一番だけ見ると「僕」が「君のこと」について「君」に忠告するという、ごくオーソドックスな形なのに、二番になると「僕」が「僕のこと」について「君」に忠告する、という奇妙な形にスライドし、三番では「彼ら」が「僕」にかつて忠告したことを思い出して終わる。そして忠告の内容はすべて同じ。「君はまだ"それ"を手に入れてないんだ(You just haven't earned it yet, baby)」ということ。

 訳していると「you」が誰を指すのか混乱してくるんだけど、二番では実は「自分(僕)」を指すのかもしれないな、と思ったりもしたので、その解釈をベースに訳してみました。
 
 この曲、そもそも「君」なんてどこにもいなくて、最初から「自分」だけに向けて歌っているのかもしれないですね…。 

 原詞はここを参照。

 

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◆The Who eye Japan and Australia tour in 2008(Reuters UK)
 上記記事によれば、ロジャー・ダルトリーが「来年は日本とオーストラリアに行く」と明言したらしい。どうするんだ俺。どうせ名古屋には来ねえぞ。結局ZPZも行けなさそうだし、今度も見送るのか?

※10/30追記
 ロイター日本版にも記事が掲載されました。


 ザ・フーといえば、もうひとつ気になってるのがこれ
 「VIEW FROM A BACKSTAGE PASS」というタイトルの1969年~1976年の未発表ライヴ音源を集めたCD2枚組。
The VERY Best of The Who Live in Concert 1969 -1976.
Contains previously unheard live recordings from some of The Who's best gigs.
Double CD
24-Page full colour booklet.
For sale in the shops? NO WAY!
Available for download? YOU MUST BE KIDDING!
VIEW FROM A BACKSTAGE PASS WILL ONLY AND EXCLUSIVELY BE AVAILABLE ON WWW.THEWHO.COM
AVAILABLE FROM NOVEMBER 5TH. Keep your eyes on the Countdown Clock!

 ということで、一般発売やダウンロード販売はなし。www.thewho.comでしか入手できないと。
 で、その入手方法についてはこの記事によると…
On November 5th, thewho.com’s subscription scheme will be launched. For a modest fee of $50 per year ($40 if you still have an active subscription to thewhotour.com), you can become an official Wholigan and, in so doing, get past the site’s heaviest bouncers and gain full on access.

What do you get when you subscribe to thewho.com and become an official Wholigan?

- ‘View From A Backstage Pass’, exclusive only to official Wholigans. This double CD contains a whole generation of rare live Who performances (1969 – 1976) that have been maturing like fine old wine in the The Who’s cellars. Don't miss it: this is a one off (OK - a two off), which you can’t buy this in the shops and it’s not available for download. Best of all, ‘View From A Backstage Pass’ is FREE when you subscribe to thewho.com and become an official Wholigan.

 要は、年50ドルを払ってオフィシャルサイト会員(official Wholigans)にならないとそのCDをもらえないってことらしい。とほほほほ…。


 1967年モンタレー・ポップ・フェスでの「My Generation」
  

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◆ロックスター逮捕写真ギャラリー(Rolling Stone)
 写真が32枚。ジョニー・キャッシュ貫禄ありすぎ。JBはレゲエのおじさんみたい。'72年のミック・ジャガーや学生時代のジム・モリソンなんてのも。

◆歌手E・コステロ、ヒラリー氏の60歳誕生パーティーに登場(ロイター)
 なんかこういうのやなんだよね。音楽が政治活動に利用されてる気がして。

◆今度はNINがアルバムを無料ダウンロード(BARKS)
 どんどんいくなあトレントレズナー。5ドルか無料かどちらかを選択してダウンロードするのだそう。

◆ブルース・スプリングスティーン紙ジャケ限定アンコール・プレス、ユニオン・オリジナル特典急遽決定!!(ディスクユニオン)
 新作「Magic」の発売に併せて、紙ジャケがアンコールプレスされております。買い逃していたひとには朗報かな。

◆「りんごの子守唄」ラストは白盤(ナタリー)
 鈴木惣一朗プロデュースによるビートルズ・カヴァー集「りんごの子守唄」。「赤盤」(女性ヴォーカル盤)「青盤」(男性ヴォーカル盤)ときて今度は「白盤」(男女デュエット盤)。ホワイトアルバムってことですか。アン・サリー+細野晴臣、湯川潮音+曽我部恵一ってあたりに興味をひかれる。

◆チャットモンチー 2007年10月24日発売アルバム『生命力』歌詞掲載ミスに関するお詫びとブックレット交換のお知らせ
 9曲目「真夜中遊園地」の歌詞の一部がブックレットに掲載されていなかったとのこと。交換めんどくさい…。


 ジョニー・キャッシュ「Folsom Prison Blues」。サン・クエンティン刑務所におけるライヴ映像。
  

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○リンゴ・スター「フォトグラフ ~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・リンゴ・スター」(CD+DVD)(2007)
 レーベルをまたいだベストアルバム20曲入り。
 70年代のリンゴが無敵だったことがよくわかるベストアルバムである。

 「Photograph」「It Don't Come Easy」「You're Sixteern」「Only You」「I'm The Greatest」「Snookeroo」「Hey Baby」などなど極上のポップソングがずらりと並んでいて、聴いているだけで幸せな気分になってくる。その中にはジョージ・ハリスンやジョン・レノンがリンゴのために提供したりプロデュースしたりした曲もあるわけだし。

 で、一転、80年代には低迷の波に飲み込まれてしまうわけだけれども(ここにも1曲しか収録されていない)、1992年に「Time Takes Time」でみごとに復活して以降は、好調をキープし続けていることもよくわかる。

 付属のDVDには貴重な映像を収録。リンゴのPVって、見たことがない人の方が多いんじゃないかな。(僕もそうでした。)
 ただしオフィシャルのわりに画質はいまいち。大画面TVで見るにはちょっとつらい感じはあるけれど、これしか残ってなかったんだろうなあ。

 それはそうと、ビートルズクラブの変わりばえのしない解説より、ブックレットに掲載されている本人の各曲解説を翻訳して欲しかったですね。なかなか興味深い話が語られているんだから。

 さあ、次は「RINGO」と「Goodnight Vienna」のリマスター(またはデラックスエディション)を頼んますよ、アップル殿。


 「明日への願い(It Don't Come Easy)」PV。これはDVDに入ってなかったね。
  

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◆マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り/延長戦(日経トレンディネット)
 こんな連載があるの知りませんでした。「チャットモンチーは洗練された少年ナイフ」とか、すらりと言えちゃうところがすごい。

◆Greg Lake版「Cadence and Cascade」がダウンロード開始の巻(Fractalism)
 昔ならブートでしか聴けない音源を、いまやミュージシャンが自ら公開しちゃうんだもんなあ。ゴードン・ハスケル版とはまた違った味わいがあって良いです。
 ちなみに音源をダウンロードするには、登録(無料)が必要。

◆ポール・マッカートニー、スターバックスとの契約理由を明かす(ITN)
 スタバの担当者が気に入ったということみたいです。
 「彼はかつてベース・プレイヤーだった男で、僕の大ファンだった。そして『我々はあなたのレコードを愛しています』と僕に言ったんだ。そんな情熱的な言葉は、ながらくレコード会社の人間からは聴いたことがなかった。」
 ちなみに、ビートルズ楽曲のオンライン配信についてもコメントが。
 
◆Sex Pistols“Anarchy In the U.K.”ニュー・バージョン!!!(doops!)
 以前このブログでもとりあげたギター・ヒーロー用「アナーキー・イン・ザ・UK」のプレイ画面がYouTubeで見られます。ちゃんとクリアしてますな。「You Rock!」だって。

◆ベスト・サウンドトラック・トップ10(BARKS)
 「ヴァニティ・フェア」誌の編集者が選んだもの。定番ばっか。

◆80年代のスターはいま何を?(BARKS)
 ハワード・ジョーンズ、トニー・ハドリー(スパンダー・バレー)、リマールが登場。

◆Oasisニュー・シングルの配信決定!(HMV Japan)
 DVDのジャケ絵がガロ系のマンガみたい。

 その配信限定シングル「Lord Don't Slow Me Down」のPV
  

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◆TFC、トリビュート企画第三弾!「Songs From More Than Britain」!(teenagefanclub+log)
 「Songs From Nortern Britain」全曲カバー企画だそう。全曲フル試聴&フリーダウンロード可。けっこう楽しかった。

◆Kate NashがArctic Monkeysをカバー(doops!)
 聴いてみた。本家北極猿くんたちよりいいかも。

◆原田知世、25周年の新作!試聴開始!!(HMV Japan)
 htpr経由。以前ニュースでもとりあげた新作「music&me」が試聴開始。「時をかける少女」ボッサVerに泣く。

◆Perfume 年明けにニューシングルをリリース(ナタリー)
 シングルもいいけど、そろそろアルバムが聴きたくなってくるよね。

◆輸入盤CDボックス商品「The Complete Original Jacket Collection / GLENN GOULD」(紙ジャケット80枚組・8869713094-2)に関するお詫びとお知らせ(Sony Music Online)
 例の80枚組紙ジャケボックスにノイズが混入してたようです。日本国内で購入した人は良品と交換してもらえるとのこと。問題があったのは39枚目のディスクみたいですが、気付いた方、おられます?


 ティーンエイジ・ファンクラブ「Sparky's Dream」。TFCで(たぶん)いちばん好きな曲。
  

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 10/24には紙ジャケ第4期11タイトルがリリースされるグレン・グールドですが、オリジナルアルバムごとに解説・感想・レビューを書いたサイトってないのでしょうか。いろいろ探してみたのですが、うまく見つけられずにいます。

 日本語だと「Initials G.G.」というすぐれたグールド研究サイトがあるのは知ってますし、以前から参考にさせてもらってます。ここにはオリジナルアルバムをベースにした年代順ディスク・レビューも掲載されてるんですけど、いかんせん、1958年で止まっちゃってるんですよね…。これが完結すると最高なんだけどなあ。

 というわけで、もしご存知の方がおられましたら、コメント欄でご教示いただけると嬉しいです。
 日本語サイトだといちばんありがたいですが、英語でもかまいません。
 サイトに限らず、出版物でもいいです。グールド関連の本・雑誌というのも多数出ているので図書館で調べてみたりはしたものの、これぞというものを(今のところ)発見できずにいる状況です…。

 勝手なことをいって申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いいたします。


 バッハ「イタリア協奏曲」を録音中のグールドの映像
  

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恋をしてなにが手に入るっていうの?
あなたの夢を破裂させる針を持った男
それが得ることのできるすべて
もう絶対に恋なんてしない
もう二度と恋なんてしないわ

男とキスしたからってなにかいいことあるの?
せいぜい肺炎の菌をもらうだけ 
そしてその後 彼は電話もしてこない
もう絶対に恋なんてしない
もう二度と恋なんてしないっていってるのよ

「それで話はおしまい?」なんていわないで
これまで恋をしてきたけど 今は抜け出せて嬉しいんだから
そう 自分を縛りつける鎖から抜け出せて
だから あなたにも忠告しておくのよ

恋をしたからってどうなるの?
手にはいるのは嘘や痛みや悲しみだけ
もう絶対恋なんてしないわ
少なくとも明日まではね
いいえ もう二度と恋なんてしない

- Dionne Warwick「I'll Never Fall in Love Again」(1970)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 前回紹介したヨンジンのバカラック・アルバムでもカヴァーされていた曲。
 もともとは、ミュージカル「Promises,Promises」(1968)のために書かれた曲だが、1970年に全米ヒットチャート6位にランクインしたディオンヌ・ワーウィックのヴァージョンが(たぶん)最も有名。
 多数のカヴァー・ヴァージョンがあって、エルヴィス・コステロなど男性シンガーが歌ったものもあるんだけど、ここでは女性ヴァージョンで訳してみた。

 「男とキスなんかしたって 肺炎の菌をもらうだけ」っていう歌詞はいつ聴いてもすごいなあと思う。(「he'll never phone ya」と韻を踏ませるために「pneumonia(肺炎)」って単語を持ってきただけかもしれないけど。)
 で、「もう恋なんて絶対しない」といっておきながら「少なくとも明日までは」と留保すると。さすがハル・デヴィッド。

 原詞はここを参照。

 ディオンヌの歌唱に静止画を載せた映像
  

  

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