音楽中心日記blog
Andy@音楽観察者が綴る音楽日記
 



 
◆編集盤「Frank Zappa's Jukebox」リリース「Idiot Bastard Son」経由)
 副題に「The Songs That Inspired The Man」とあるように、ザッパが影響を受けたり、カヴァーした曲を集めたコンピレーションアルバム。収録曲は以下のとおり。
01. The Robins - Riot In Cell Block No. 9
02. Richard Berry - Louie Louie
03. Hank Ballard And The Midnighters - Work With Me Annie
04. Edgard Varese - Ionisation
05. Lightnin’ Slim - My Starter Won't Work
06. Clarence “Gatemouth” Brown - Okie Dokie Stomp
07. Don & Dewey - Leavin' It All Up To You
08. Howlin’ Wolf - I Asked For Water (She Gave Me Gasoline)
09. The Channels - The Closer You Are
10. The Clovers - Your Cash Ain't Nothing But Trash
11. Muddy Waters - Louisiana Blues
12. Cecil Taylor - Song
13. Andre Williams - Bacon Fat
14. The Chips - Rubber Biscuit
15. Anton Webern - Bagatelle (Opus 9) Conducted By Robert Craft
16. Anton Webern - Symphony (Opus 21) Conducted By Robert Craft
17. Four Deuces - W-P-L-J
18. The Turbans - No No Cherry
19. Eric Dolphy - Out There
20. Guitar Slim - The Story Of My Life
21. Johnny "Guitar" Watson - Three Hours Past Midnight
22. Little Richard - Directly From My Heart
23. The Cadets - Stranded In The Jungle
24. Igor Stravinsky - Rite Of Spring (Extract) Conducted By Pierre Monteux
25. Igor Stravinsky - Rite Of Spring (Extract) Conducted By Pierre Monteux
26. Tony Allen - Nite Owl

 かつてP-VINEから発売された「ツェッペリン・クラシックス」とか「ライ・クーダー・クラシックス」みたいな感じのアルバムですね。
 エドガー・ヴァレーズやストラヴィンスキーと、ドゥーワップが一緒に収まっているのがいかにもザッパ。
 HMVamazonでも入手可です。


 では収録曲の中から、リトル・リチャード「Directly From My Heart To You」のM.O.Iヴァージョンを。アルバム「いたち野郎」2曲目。


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○Walter Becker「CIRCUS MONEY」(2008)
 なぜかあまり話題になっていないようだけど、スティーリー・ダンのかたわれ、ウォルター・ベッカーのソロアルバムがリリースされている。前作から14年ぶり。プロデュースは、ジョニ・ミッチェルとの仕事で知られるラリー・クライン。これがなかなかに良いのだ。

 ここには、近年のスティーリー・ダン作品を直接的に連想させる、癖のある曲が並んでいる。レゲエのリズムパターンを使った曲が多いが、もちろん単なるレゲエではない。もっとひねりの利いたもの。繰り返し聞くたびに、楽曲の魅力がじわじわと沁みてくる。クール。

 リードヴォーカルはすべてベッカー本人がとっている。当然上手くはなく、色気にも欠けるんだけど、これまた繰り返し聞くたびに味わいが感じられてくるから不思議だ。この音にこの声という組み合わせが新鮮に思えるのかも。要所要所で挿入される女性コーラスも効果的だし。

 演奏の方もスムース&タイト。4曲目のギターソロがかっこいいなあと思ったら、弾いているのはディーン・パークスだった。
 その後もところどころで印象的なギターソロが出現するので、またディーン・パークスかと思ってクレジットを確認すると、今度はベッカー本人だったりする。やるなおっさん。

 フロントマンであるドナルド・フェイゲンに比べると、ベッカー氏はスティーリー・ダンでの具体的役割が見えにくい人である。でもこの作品を聴いていると、ああやっぱり彼もスティーリー・ダンだったのだなあ、としみじみ実感するのであった。あたりまえっちゃあたりまえのことなんだけど。

 いつまでたってもスティーリー・ダン的サウンドの快楽が忘れられない人は、とりあえず聴いておいたほうがいいと思います。とりあえずここで試聴されるのもよいかと。


 YouTubeにあった予告編的映像。こんなコミカルなキャラの人だったっけ。


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◆CDアルバムのジャケット写真をレゴで再現(GIGAZINE)
 定番のレゴネタ。ストロークスとエイフェックス・ツインに笑った。

◆THE ROLLING STONESがEMIと契約を解消、ユニバーサル・ミュージックに移籍することが決定(bounce.com)
 誰もが予想していた通りになりましたね。
 この移籍に関する考察→「iTunes Storeのストーンズ音源は今のうちに買っておけ」(what's my scene? ver.7.2)

◆何とバチ当たりな……イアン・カーティスの墓石が盗難(bounce.com)
 ロックアイコンの宿命。

◆ボブ・ディランの元恋人、「7本目の弦にはなりたくなかった」(BARKS)
 さすが詩人ディランの元恋人。キャッチコピーづくりがうまい。

◆ロシア、エモを法律で禁じる?(BARKS)
 ろくでもねえ。

◆アナログ・シンセとは?(CDJournal.com)
 楽器には疎いんで勉強になります。

◆話題の映画『あさま山荘への道程』オリジナル・サウンド・トラックが登場!(CDJournal.com)
 買う。これが聴けるんだもの。


 俺の心のエモ。マイ・ケミカル・ロマンス「ブラック・パレード」。


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○KANSAS「TWO FOR THE SHOW : 30th Anniversary Edition」(1978/2008 Reissue)
 カンサスの名ライヴアルバムが、リマスター拡大版としてリリースされた。ミートローフ「地獄のロック・ライダー」と同じく、自分が中学生だったときに「刷り込み」されてしまったアルバムのひとつである。

 最初に「暗黒への曳航」(1977)を聴いてカンサスのファンになり、続いてリリースされたこのライヴアルバムを入手して見事にノックアウトされた。
 前にも書いたことがあるけれど、アメリカン泥臭ロックとプログレが奇跡的に融合を果たしているのが彼らの音楽の魅力であるわけで、それを最上の形でぎゅうぎゅうに詰めこんだのがこのアルバムなのである。1曲目「Song For America」のイントロを聴くだけで、今も胸が高鳴る。極論をいえば、カンサスはこれだけ聴いておけばいい。

 今回の再発は2枚組仕様。ディスク1にオリジナル音源(LPでは2枚組だった)を収録し、ディスク2には同時期の未発表ライヴテイクをたっぷりと収録している。(CD化された際に時間の都合でカットされてしまった「Closet Chronicles」は、ディスク2に収録)
 追加された曲どれもが、本編に組み込まれても全く違和感のないクオリティの演奏ばかりで、当時のカンサスが絶頂期にあったことを如実に示している。付属のブックレットで、中心メンバーのケリー・リヴグレンが、「ライヴを録音すること自体は簡単だった。たいへんだったのは、どのテイクを収録するのかを決めることだった。」と語っているが、それもうなずける。しかも(本編も追加曲も)まったくオーヴァーダブをしていないらしい。それがほんとうだとしたら、なかなか凄いことだと思う。

 パッケージは3面デジパックで、ブックレットにはメンバーの証言をまじえた解説と、未発表のライヴフォトを掲載。
 正直、「パシフィック・オーシャン・ブルー」レガシー・エディションなんかに比べると造作自体は少々安っぽいんだけど、日本では紙ジャケ化も検討されているらしいので、そちらに期待しましょう。

 小ネタをひとつ。ライヴ会場のお掃除おばちゃん二人がカンサスのプログラムを熱心にながめているという印象的なジャケは、アメリカの国民画家ノーマン・ロックウェルによる「The Charwomen」(1946)をベースにしたもの。アメリカやねえ。


 「銀翼のイカルス」。1975年のライヴ。なんという田舎バンド。演奏はすごいけど。


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◆ザッパ学校同窓生Muxtape
 ザッパと共演したミュージシャンによる曲を集めたMuxtape。ネタ元は例のごとくKill Ugly Radio。いつもありがとうございます。(…って日本語で書いても伝わらないな)

 FZ本人名義の音源を追っかけるだけでいっぱいいっぱい、とても関連ミュージシャンの音源まではムリ、という人間(俺)にとっては、とてもありがたいコンピレーション。全部聴くと2時間41分もかかる(たった12曲なのに!)ので、まだ全部は聴けてないんだけど、たまらんすねこれは。

 ラスト2曲には御大名義による演奏が並んでいて、これがまたビアンカ・ソーントン(短期間しか在籍しなかった幻のメンバー)のヴォーカルが聴けたり、エディ・ジョブソンのヴァイオリンソロがたっぷり聴けたりするヴァージョンなのも良い。
 ちなみに、この2曲は公式には発表されていない音源のはず。
 どうやら8/1までの限定公開らしいです。

 そもそもMuxtapeってなに?という方はこちらをどうぞ。要するに「マイテープ」をオンライン上で作ることのできるサービスなんだけど、著作権的にはグレーなんだろうなあ、やっぱ。

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 '59さんに教えていただいたのですが、YouTubeにビートルズの未発表曲「Now And Then」の音源がありました。これ↓です。


 この曲は、アンソロジー・プロジェクトの際、「Free As A Bird」や「Real Love」と同様に、ジョンのデモをベースにポール、ジョージ&リンゴによって録音されたものの、オクラ入りとなってしまった曲だそうです。以前このブログでも、この曲が公式発表されるのではないかとのニュースを取り上げたことがありました

 この曲を耳にするのは初めてなのですが、実際聞いてみると、ちょっとウェットすぎるような気がするし、「I Am The Walrus」的サイケデリアを狙ったようにも思えるものの、結局どっちつかずの出来になってしまっているかなあというのが僕の感想です。ボツになったのもむべなるかな。

 ちなみにジョンのデモヴァージョン(らしき音源)もYouTubeにありました↓


 ……こっちのシンプルなヴァージョンのほうが圧倒的にいいと思ってしまいましたね。うーん。

 それにしても、ほんとになんでもあるなあYouTube。おそるべし。

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 一週間に一度しか更新しないようでは、ニュースサイトとは名乗れません。

◆コシミハル5年ぶりの新作は完全セルフプロデュース(ナタリー)
 楽しみ。「ボーナス映像として2005年の「MusiqueHall」のダイジェストムービーも収録される。」ってのも嬉しい。

◆英歌手G・マイケル、NY公演でオバマ氏にアドバイス(ロイター)
 あまりよけいなこと言わない方がいいような気がするんですが。

◆P-FUNK軍団の総帥GEORGE CLINTONが豪華アーティストと共演したカヴァー・アルバム『GEORGE CLINTON AND SOME GANGSTERS OF LOVE』を9月にリリース(bounce.com)
 「ソウル/ドゥーワップの名曲をPファンク流に調理」ってのはちょっとおもしろそう。

◆セックス・ピストルズ、B・パーティーへの人種差別発言を否定(BARKS)
 あいわらず騒動を起こすのだけはうまいなあ。

◆真夏のデッド祭り!?(HMV Japan) 
 うがああ。73年ウィンターランド10枚組ボックスて。グレイトフル・デッドってすでに音源山ほどあるのに。デッドヘッズでなくてよかった…。

◆ニール・ヤングのアーカイヴBOX情報(UNDERCOVER)
 こっちの10枚組も怖い。出る出ると言われてなかなか出ませんが。ブルーレイだけじゃなく、CD&DVDでもリリースされるそう。

◆ドライヴに最適な音楽はAC/DCとABBA(UNDERCOVER)
 すごい組み合わせ。ちなみにボルボ(VOLVO)が発表したリスト。アバを6曲も選んだ理由は「我々はスウェーデン人だからです」だって。

◆ロックバンドのドラマーは、プロサッカー選手より体力が必要!?(Internet Journey)
 ロックバンドのドラマーが90分のコンサートで演奏するためには、プロのサッカー選手が90分の試合にフル出場した時と同レベルの体力が必要であることが判明したとのこと。しかもプロドラマーはライヴを年100回こなす場合もあり、総量では完全にプロサッカー選手を凌駕するそうです。ふむ。

 
 では、上記研究にデータを提供したブロンディのドラマー、クレム・バーク氏に敬意を表して「ドリーミング」を。


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◆WhoマイジェネBoxアートワーク決定!(HMV Japan)
 きのうあんなこと書いておいてなんなんだけど、やっぱこうしてずらりとジャケが並んでいるのを見るとわくわくしてしまうんだよなー。いかんなー。

◆Genesis SACD/DVDリイシュー第3弾!(HMV Japan)
 自分にはとんと縁のないバンド。ピーガブソロは全部聴いてるのに。

◆12人のビートルズ・フリークによる、エッセイ集発売(BARKS)
 ふーん。

◆ザ・ジャムの7タイトルがSHM-CD&紙ジャケ化で登場!!(ディスクユニオン)
 ユニオン特典がひさびさに箱+ミニチュアレプリカ帯。で、「Dig The New Breed」は穴あきジャケなの?違うの?

◆T In The Park 2008映像集(R.E.M., Paul Weller, Primal Scream他)(doops!)
 OOPS!に統合されて以来、なぜか失速してしまった印象のdoops!だけど、この記事はひさびさに楽しめた。

◆自称「中島みゆきの身内」男による金銭詐欺が多発(ナタリー)
 うは。


 「スマザーズ・ブラザーズ・コメディ・アワー」出演時の「マイ・ジェネレーション」。
 映画「The Kids Are Alright」のオープニングとしてあまりにも有名な映像。


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◆ア・クイック・ワン~コレクターズ・ボックス<初回生産限定盤> (@TOWER.JP)
 ああまただ。「マイ・ジェネレーション・ボックス」に続き、CD2枚入ってるだけで1万円というブツの登場だよ。これが来日記念盤になるのかね。そもそもこのセカンドは、アルバムとしては評価しづらいものなんだけどね。
 こんなことより、「VIEW FROM A BACKSTAGE PASS」を日本でのみ一般発売してくれるとかしてくれないかなあ…。

◆Brian Wilson自伝的な新作!(HMV Japan)
 昨年9月にロンドンで上演された「That Lucky Old Sun」(萩原健太さんのレポ参照)がリリースされるとのニュース。DVDの収録内容が知りたい。

◆サラヴァ紙ジャケ・コレクション!(HMV Japan)
 ブリジット・フォンテーヌ「ラジオのように」が紙ジャケ化。ピエール・バルー「Le Pollen」も、YMOやムーンライダーズ好きにははずせない作品ですね。

◆洋楽翻訳選手権、翻訳作品の募集開始(BARKS)
 イギリス体験留学とかいまさら行けねえし。あ、すでに「若者」じゃなかったな俺。

◆オアシス、新作のトラッキングリストを発表(BARKS)
 「4人のメンバー全員が曲作りに貢献」というのが正直不安。

◆ブライアン・ジョーンズとジミ・ヘンドリックスの幻のセッション音源?(ディスクユニオン)
 ジミの未発表音源って、いつまでたっても出てきますね。といいながらもちょっと聴いてはみたい。


 「ロックンロール・サーカス」での「クイック・ワン」。この曲のベスト・パフォーマンス。


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幼かったころ 人生はとても素晴らしく 
まるで奇跡のように 美しく 魅惑的に思えた
木々の鳥たちは 幸福そうに 喜びに満ちて歌い 
はしゃぎながら 僕を見つめていた
やがて 世間は僕を 学校に送りこんだ
分別を持つこと 論理的になること 責任を持つこと 
現実的になることを 学ばせるために
そして 頼るべき世界を示してくれた
分析的で 知的で シニカルな世界を

夜 世界がすっかり寝静まったころ 疑問が頭を駆けめぐる 
こんな単純な男の手には負えない 深い疑問が  
お願いだ 誰か教えてくれ 僕たちがいったい何を学んできたのかを
ばかげた質問だってことはわかってる
でも 後生だから教えてくれ 僕はいったい誰なんだ

そう いまや君の言うことは 
過激で 進歩的で 狂信的で 犯罪的なことばかり
僕たちの仲間になってくれるかい 
君が どうにか我慢できて まともで 見苦しくない 退屈な人だと
感じていたいからね 

夜 世界がすっかり寝静まったころ 疑問が頭を駆けめぐる 
こんな単純な男の手には負えない 深い疑問が  
お願いだ 誰か教えてくれ 僕たちがいったい何を学んできたのかを
ばかげた質問だってことはわかってる
でも 後生だから教えてくれ 僕はいったい誰なんだ

- Supertramp「The Logical Song」(1979)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 僕が中学生だった時分に大ヒットしたスーパートランプのアルバム「ブレックファスト・イン・アメリカ」収録曲。
 シングルカットされてこの曲自体もかなりのヒットになり、ラジオで頻繁にかかっていたのを覚えている。風変わりなハイトーンボイスと、ポップでリリカルなメロディが好きだった。
 こんな内容の歌詞だってことを知ったのは、それから随分たってからのことでした。

 原詞はここを参照。

 今の人たちは知らないかもね。こんな曲なんですが。





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