音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Frank Zappaを聴いてみたいんですが

2009年05月27日 | ザッパ関連
 知らぬ間に、こんなブログ↓ができてたんすね。

 ◆Frank Zappaを聴いてみたいんですが

 副題は「ザッパ初心者向け 2chフランク・ザッパ ディスコグラフィーまとめ」。
 その名のとおり、2ちゃんねるのザッパ・ディスコグラフィースレを再構成し、アルバムごとに並べたもの。現在「グランド・ワズー」まで掲載されている。初心者向けというよりは、ある程度ザッパを聴いている人向けの内容のような気はするけれど、だからこそ楽しい。

 ただ、元スレッド自体が2002年~2003年のものなので、情報が少々古くなってるところがあるのは残念。(「聴くに耐える音質の『グランド・ワズー』ツアーのブートは無い」とかね。いまやオフィシャル盤「Zappa/Wazoo」が存在してる。)

 そして気になるのは、最終的に(「Zappa/Wazoo」のような)最近作をどこまで対象としてくれるのか、ってこと。
 ここを見てもらうとわかると思うが、2003年以降から現在までに、ザッパ"新作"は、10タイトル以上発売されている。そこまできちんとカバーしてくれると、ディスコグラフィーとしての価値がさらに高まると思うんだがなあ。無理かなあ。

 まあ、ザッパ「新作」の感想が読みたけりゃ、音楽中心日記ってのをチェックすればいいんだけど。(だめですかそうですか。)


 気を取り直して、1973年バンドによる「RDNZL」でも聴きましょう。




 そういえば、スコット・パーカー本「BLESSED RELIEF - The Recordings Of Frank Zappa Volume Three 1972-1973」、一週間ほど前に無事到着しました。分厚すぎて製本上の問題が生じたというのは、背表紙部分を見るとよくわかります。上から布テープで補強してあるので。
 内容が相変わらず充実しているだけに、印刷クオリティがこれまでで一番低かったのは、ちょっと残念だったなー。

※(6/4追記)
 上記ブログのアドレスが変わったようなので、リンク先を修正しておきました。
 現時点では「ワン・サイズ・フィッツ・オール」まで更新されています。 

キング・クリムゾン事件

2009年05月26日 | 音楽関連ニュース
 日刊サイゾーのこの記事を読んで知ったんだけど、「キング・クリムゾン事件」なんて名前の判例があるんですね。
 ロバート・フリップ御大が、クリムゾンのディスクガイドを発売した出版社を相手取って、本の販売差し止めと損害賠償を求めて争った案件だそう。
 結果、一審(東京地裁)ではフリップさんの主張が認められたものの、控訴審(東京高裁)では、出版社側の主張が認められ、フリップさんが逆転敗訴しておられます。
 まあ、フリップさんの主張が全面的に認められてしまったら、世のディスクガイド本は、ほとんどアウトになってしまうでしょうね…。
 それにしても、ジャニーズの記事を読んでいてクリムゾンにたどりつくとは思っても見なかったなあ。

 ジェイミー・ミューアさんが暴れまくる「太陽と戦慄」でも見ましょうか。


マザーマニア

2009年05月12日 | ザッパ関連
 ゴールデンウィークは、ほぼ家に籠もってました。なぜか突然、どうしようもなく手塚治虫が読みたくなって、押入れの中から「アドルフに告ぐ」だとか「MW」だとか「ブラック・ジャック」だとかを発掘するはめに。ひさびさに再読したら、その物語の濃密さに窒息しそうになりました。


 

 1969年にリリースされたマザーズ・オブ・インヴェンションのベスト盤「MOTHERMANIA」が、Zappa.comでダウンロード販売されています。ここです。ファンへの「Mothers' Day」(母の日)のプレゼントだそう。
 
 このベストアルバムは、当時ザッパ本人が編集したもので、ファンの間では、オリジナルアルバムとは異なるミックス違いが含まれていることで知られています。(その詳細については、例のごとくこのあたりを見ていただくとよいかと。)

 1969年のリリース後、ほとんど再発されたことのないアルバムなので、どうせならダウンロード販売じゃなくて、ストレイトにCD化してくれれればよかったのになあ、とも思いますが、まあ、MP3だけじゃなくLosslessフォーマット(FLACファイル)も販売されているので、そっちを購入してCDに焼いて聴けばいいか…。

 では「Hungry Freaks, Daddy」でも聴きましょう。1968年10月、パリでのライヴ音源。




 そういえば、以前紹介したスコット・パーカー氏によるザッパ研究本「BLESSED RELIEF」の件。注文後1か月たっても届かないので、著者本人にメールで問い合わせしたところ、完成が当初より遅れて4月末になってしまったとの返信がありました。なんでも、あまりに分厚すぎて製本の段階でトラブルが起きたらしい。
 現物が届く前にクレジットカード引き落としがされることになってしまいましたが、しょうがありません。本の到着をもう少し待つことにします。


清志郎、死す。

2009年05月03日 | 音楽関連ニュース
◆日本のロック・シーンの巨星、逝く。忌野清志郎死去、享年58歳(bounce.com)

 自分が十代の頃に、彼の音楽をリアルタイムで吸収することができたのは、ほんとうに幸福なことだったと思う。鬱屈していた時期を救ってもらった、その恩は忘れない。

60年代から共演を重ねてきたミュージシャンの泉谷しげるさん(60)は「オレとしては忌野清志郎が亡くなったコトは受け入れません! 彼はオレの青春そのものだったし、年下なのに師として仰いできたしこれからもだ。忌野さんには一生勝てないし勝つ気もない。若い頃から希有(けう)な天才性を発揮してたし随分まねさせてもらったよ。まだ恩返しもしてないのに彼が勝手に逝くはずもない。だから冥福を祈らないし、告別もしない。オレだけは絶対に忌野清志郎の死は、認めないから」との談話を発表した。
アサヒ・コムより)

 その気持ちはよくわかる。わかるよ。

 多摩蘭坂。大好きな曲。