音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

There Is A Light That Never Goes Out

2008年01月11日 | 歌詞・訳詞
今夜 僕を連れ出してくれ
音楽が流れ 若く生気に満ちた人々のいるところへ
君のクルマで行こう もう家には帰りたくないんだ
だって もうそんなもの僕にはないんだから

今夜 僕を連れ出してくれ
人ごみや 街の明かりが見たいんだ
君のクルマで行こう お願いだから家になんか送らないでくれ
だって あれはもう僕の家じゃない 彼らの家だ 歓迎されないのさ

もし二階建てバスが突っ込んできて
君の横で死ぬことになったら それは最高に素敵な死に方
もし10トントラックが 僕ら二人を殺すのなら
君の横で死ぬことは 歓びであり栄誉

今夜 僕を連れ出してくれ
どこへでもいいんだ かまわない
闇に包まれたガード下をくぐるとき
僕は思った 神様 ついにチャンスがきたのだと
しかし 奇妙な恐怖が僕をとらえた
そして なにも訊けなくなってしまった

今夜 僕を連れ出してくれ
どこへでもいいんだ かまわない
君のクルマで行こう もう家には帰りたくないんだ
だって もうそんなもの僕にはないんだから

もし二階建てバスが 突っ込んできて
君の横で死ぬことになったら それは最高に素敵な死に方
もし10トントラックが 僕ら二人を殺すのなら
君の横で死ぬことは 歓びであり栄誉

けして消えることのない光がある
消えてしまうことのない光がある

- The Smiths「There is A Light That Never Goes Out」(1986)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 痛切な歌。ただただ痛切な歌。

 原詞はここを参照。

 

 


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5 コメント

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Neil Finn (タイコウチ)
2008-01-11 23:02:18
The Smithsは、当時あまり聴いてなかったのですが、この曲は、Neil Finnが2002年のライヴ盤でカヴァー(ゲスト・ギタリストがJohnny Marr!)しているのを聴いて、初めて知り、好きになりました。

Morrisseyのこの歌詞は、これまでのロックにはなかった新しい領域を切りひらいていますよね。聴いているとひりひりします。
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消えることのない光。 (Andy@音楽観察者)
2008-01-12 05:37:54
タイコウチさんがスミスを聴いておられなかったというのは意外でした。
ニール・フィンがカヴァーしていたんですね。

モリッシーは80年代で最も偉大な詩人だったと思っています。ある時期の自分にとって、彼の書く詞は支えでした。
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コメントを投稿する (まる)
2011-08-16 02:28:18
突然すみません
夜中に突然起きてこの歌詞の光とはなんだろうと気になりググったらここに辿り着きました

以前は善なる光かと解釈してましたが
恨みの炎の光かもしれないと思いついたからです

皆さんはどう解釈されますか?
よろしければ教えて下さい
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Unknown (Unknown)
2011-09-28 00:29:24
心の灯だと思います。
これは、善とか悪ではなくて信念といった
「自分自身がかくあるべきだ」というものだと思います。
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Unknown (まるへん)
2012-03-03 10:09:12
光について、僕は上の方と少し似てますが、自分自身のことじゃないかなぁ、、と思います。

「どこにも放出されないで、くすぶっている光がここにある」
「誰にも理解されない、価値ある存在がここにある」

という叫びのようなものではないでしょうか?

ちょっと別の名曲「HEAVEN KNOWS I'M MISERABLE NOW」の一節を例に取り上げます。


In my life
Why do I give valuable time
To people who don't care if I live or die ?


ここにあるように、モリッシー自身の世界観は、そもそも「自分がmiserableな存在だ。。」、というのではなく、「自分自身はvaluableなのにどうしてこんなmiserableなんだろう、(悔しい)」というスタンスというか。。

思うんですが、自分のことを根っからinvaluableだと思いながら、こんな活発な創作活動は無理じゃないかなぁと思います。

だから、おそらく、モリッシーは根っからの自己肯定派なんでしょうね。。
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