蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

音響製作

2012年07月24日 23時00分39秒 | 日記
朝10:00、三光さんの事務所にて
音響Nさんと打ち合わせ。

オープンエアシアターは生演奏が多いので
音響製作・編集は、自然音が中心。

昨夜、ある考えが閃いて、Nさんにご相談。
すぐに編集をし始めて下さったが
技術的に難度が高くイメージ通りにいかず・・・

Nさんは

  イメージは、わかります。
  宿題にさせてください。

と。
前向きに、私のイメージを
具現化してくれようとするNさんに感謝!

来週もう一度、打ち合わせをしながら
音響製作をすることになった。

お昼過ぎ、事務所をあとにして小布施町へ向かう。

今日は、Yさんのご紹介で町長さんにお会いすることになっていた。

13:20、庁舎に到着し、一服していると
Yさんがお疲れの表情で近付いて来た。

  お忙しい中、ご協力をいただき、ありがとうございます!

13:30、町長室へ。

一通り趣旨をご説明したところ、興味を抱いて下さったようだ。
実は、町長さんは昨年の劇団本公演に
足を運んで下さった経緯もあり
終始にこやかな表情でした。
最後にオープンエアへのご来場をお願いして町長室を退室し
まちとしょテラソの館長さんにもご挨拶に伺った。

と…

休館日!

アポを取っていなかったので、やむを得ない。
が、ガラスで覆われた館内を覗くと電気がついている。
自動ドアの前に立つと、ドアが開いた!

Yさんが館長さんを発見してくれて
名刺交換をすることができました。
館長さんは私をご存知で
オープンエアのご案内をすると

  知ってますよ!頑張ってください!

と激励して下さった。

  ありがとうございます!
  今後ともよろしくお願いします!

Yさんを始め、色々な方のご支援で
人脈が広がっている。

有難いことですね♪

ご紹介してくださった方が
「紹介して良かった」と思ってくださるように
自分ができる最善を尽くしていこうと思います。

夜は、主要陣の稽古。

衣装さんのKさんとNさんが稽古場にいらしてくれた。
Nさんが、主役の衣装を仮縫いにして持ってきてくれたので
早速主役に着用して動いてもらい
いくつか修正をお願いした。

Kさんとは、ヒロインの早替え用衣装の相談。
子役のMihoちゃんが、抜き稽古に来たんだけど
衣装さんとのやり取りが長引き私は見てあげられず
代わりにガンちゃんが、身体訓練を教えてくれた。

その後、手強いシーンの稽古に取り掛かる。
以前より、それぞれが舞台上で
ちゃんと呼吸できるようになってきた。
ワンシーンにこんなに時間をかけられるのも
あと2週間程度。

つまり2週間で全てのシーンを合格ラインまで
引き上げていかねばならない…

想像力

2012年07月23日 20時33分11秒 | 日記
先程偶然「クローズアップ現代」を観た。

 『そこに自分の考えはあるか』音楽評論家・吉田秀和の遺言

今年5月に98歳で亡くなった吉田秀和氏は
演奏家の内面と音の構成を深くみつめる鋭い評論で知られていた。

吉田氏は

  正しいと考えることを遠慮くなく発表する

これを生涯貫いた。

演奏家の心や生き方、時代とその時代の傾向性
時代に生きる人々を分析をし続け
それに基づいて自分が感じたことを提出されていた。

  率直に
  具体的に
  イメージしやすいように

“感じた”ことを他者が具体的に想像できるように伝えるのは至難の業。

これは演出家の私にとって、一番の課題と言っても過言ではない。
自分が感じたことを伝えようと思っても
経験も環境も好みや価値観も異なる相手に
理解してもらうことは非常に難しい。

吉田氏は、たくさんの言語を持ち
それらを巧みに組み合わせて
自分のイメージに近い「感覚」を言語化していらしたのでしょう。

そうは言っても、相手が想像しようとしなければ
受け取れるわけもないが
想像しようと思っている相手であれば
想像可能な言語の投げかけをすれば
きっとイメージを膨らませてくれるだろう。

番組制作者は、吉田氏を通じて視聴者に何を伝えたかったのか?

以下、NHK ONLINEより

  大勢になびかず自らの考えを貫く吉田さんの仕事を見ていくと
  とかく周囲に流されがちな私たち日本人への痛烈なメッセージを感じずにはいられません
  突き詰めると「そこに自分の考えはあるか」という問いかけに辿りつきます

自分の考えや感性を肯定するのは
簡単なようで難しいことかもしれない。
「大切なこと」「幸せの基準」などの価値観が
あまりにも多様化しているからだと思っているが
それだけかな…と思う時も…

ただ思うのは、他者に自分の考えや感じ方を強要するのではなく
あくまでも自分が

  こう思う
  こう感じる

と知ること・分析することは重要で
とっても大切なことなのかもしれないと。

自分を知らないと他者との違いもわからず
相手を理解することなんて不可能。

あちこちで「現代人の想像力欠如」が問題視され
今日のこの番組でも同様の締めくくり方がされていたが
国や地方自治体は、これだけ問題視されているのに
なぜそれを改善するための具体策を提示し
環境を変えていこうとしないのか、甚だ疑問だ。

先に述べた価値観の多様化も
本当に大切なことを想像できる力があれば
もっとすりあわせは容易になるんじゃないかな?

オープンエアシアター2012「ONU」に出て来る言葉

  本物の思い

このワードは、宮澤賢治氏の「銀河鉄道の夜」に書かれている
「本当のさいわい(幸い)」という言葉がずっと頭から離れず
折々に何度も熟考して、ようやく出て来た言葉。

「強い思い」は、循環を変える力がある―

が、それが本物か否かで、結果は天地ほどの開きが出る。

「本物の思い」って何でしょうね…

集中豪雨

2012年07月20日 23時51分52秒 | 日記
夕方にかけて、雨脚がどんどん強くなり
ちょうど稽古に行こうと思ったとき
長野市に警戒警報が発令!

びっくりして、先に稽古場に行っている劇団員に電話。

  こっちは、大したことないですよ。

と言われたが、うちの回りは水路が今にもあふれそうな状態。

  大丈夫かな…

と、少々不安に思いつつも、稽古場へ向かう。

あ、車に乗ること自体も大変でした。
車の回りは既に浅い池状態。。
靴の中に水が入りスラックスの裾はビチョビチョ
けど乗らないと稽古に行けないので、乗りました。。

いつも通る道が陥没し通れず・・・
で、少し遠回りして、国道に出る。

物凄い渋滞でした。

丹波島橋を越え、安茂里地区に入ると
渋滞も緩和され、しかも雨が小降りに変化。

  ホントだ
  川こっちは、大したことない…

19:00過ぎ、稽古場に到着。

大雨の影響で、私以外にも3人ほど遅刻者が。

全員揃うまで、ダンスの稽古。

19:30過ぎ、ようやく全員揃い、稽古開始。
今日の稽古は「異界のモノ」たち。
シーンは子どもたちと絡みのある場面。

暫くするとケンタロウ君が

  避難勧告が出ました

と携帯情報を見せてくれた。

避難勧告が出た地域のメンバーに

  すぐ自宅に連絡を取ってみて

と伝える。

  集中出来ない…

大自然の前では、人間など右往左往するのが関の山

なのに。自然界の循環に逆らって生きている…

人間っておかしな生き物だよなぁ…

早く雨が小降りになってくれますように…

劇団専用物置の設置

2012年07月19日 23時17分45秒 | 日記
午後から県庁へ出向いた。
理事のT氏とケンタロウ君と一緒に。

T氏のご紹介で、ある方を訪問。

このご報告は、正式に決定したら記載しますね。

その後、T理事とお茶をしながら世間話。
世間話と言っても、T氏と話す世間話は
歴史や経済が混じるので、とっても面白い♪
いつも「凄い人だなぁ」と思う。

いつか私もあのような会話が出来るようになりたい。
それには、もっと深く出来事を探求していかなければ…

15:00、安茂里公民館でガンちゃんを拾い帰宅。

ケンタロウ君とケンジ君は、既に作業を始めていた。

何の作業かというとですねぇ~

劇団専用物置の組み立てです。

夢幻は貧乏劇団でして…
組立工賃を節約しようということになり
劇団員3人で組み立てることになったのでした。
庭での作業は、蚊との格闘つき。
蚊取り線香を焚いてみたけど、風があるので殆ど効果なし。
3人とも汗だくになりながら、大きな物置を組み立ててくれました。
作業時間、2時間30分。

ジュースは出したけど、稽古時間が迫っていたので
予定していたお素麺は出してあげられず…

ケンタロウ君、ケンジ君、ガンちゃん、お疲れ様でした!

これで、劇団所有物を整理することが出来る。
良かった…

歌詞の朗読

2012年07月18日 03時00分09秒 | 日記
11:00、小布施町に向けて出発。
同行者は副理事長のケンタロウ君。
先週に引き続き、二度目の小布施行きである。

小布施町の文化芸術に携わっている方にお会いし
オープンエアのご案内をさせていただいている。

昨年の劇団本公演に特別出演してくれたYさんが
小布施町でご協力して下さりそうな方々を
紹介して下さっている。

  Yさん、ありがとうございます!

Yさんと小布施町役場の方と
ランチをご一緒させていただいた。

その後、一度自宅に戻り、18:00に稽古場へ。

先日考えた「歌詞の朗読」を早速行ってみた。

台本を配布した後、歌詞を修正することになり
役者陣には修正連絡メールを送信したんだけど
台本に修正を加えてくれている人が少なかった。

  ああ…やって良かった。

だってね、もし朗読してみなかったら
歌詞が変わったことを認識しなまま
本番を迎える可能性もあったわけで。。

台本の根っこになるワードがある歌詞だもの
みんなに理解してもらえるように働きかけなければ…

手を抜いているつもりはないが
今のこの状況を見れば、手抜きをしたのと同じ。

反省。。。

土曜日の全体稽古で、再度歌詞の朗読をしてみよう!