蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

自衛隊発足60年の節目に・・・

2014年07月01日 12時07分32秒 | 日記
第二次世界大戦後69年目、そして
自衛隊が発足して60年目の今年
集団的自衛権行使容認に向けて
日本が大きく変わろうとしている。

戦後日本の安全保障政策を大きく転換する歴史的な出来事…
これをどれくらいの国民が認識しているのだろうか。

お昼のニュースで官房長官は

 限定的な集団的自衛権の行使は
 過半数を超える国民の理解を
 得られている

と。

本当にそうか?

集団的自衛権の意味を知らない国民が多いのに
何を根拠に「過半数以上」という言葉を
公然と発するのか…

都合の悪いことは見ない、聞かない

政府だけじゃなくて、国民も同じ。

日本の国政の大変革に対して
多くの国民の無頓着さと無関心さ…
政府にとっては好都合だろうけど…

現・国会議員を選んだのは
私たちであることも忘れてはならない。

国会議員は国民の代表
県会議員は県民の代表
市会議員は市民の代表

彼らが決議したことは
一般民衆の決議になってしまうのだ。

未だに投票に一度も足を運んだことのない人もいるだろう。

今一度、自分が住む日本という国について考えてもらいたい。

日本は立憲主義の国である。
立憲国家である日本にとって、いかに憲法が重要か
もう一度考えてもらいたい。

立憲主義とは―

 政府の統治を憲法に基づき行う原理で
 政府の権威や合法性が憲法の制限下に
 置かれていることに依拠するという考え方(Wikiより)

政府にとって憲法は制限でもあり
今、その制限を緩和しようとしているのが政府。

制限されている側が、制限を緩和しようとしている―

制限されるのが都合悪い、ということなのだが
何が政府にとって都合が悪いのか熟考する必要があるよね。

国民の声が高まって緩和するならわかる。
けど、国民はちんやりしているにもかかわらず
制限されている側の政府が
政府主導での思い通りに事を進めようとしている。
ここに矛盾を感じる。

政府にとって何が都合悪いのか…
その裏側に何があるのか…
それは本当に日本を守るためなのか…
日本を守るとはどういうことなのか…
政府が守ろうとしている根っこは何なのか…
国民にとって、その根っこは最も大切なものなのか…

表面的な説明はされているが
議論すべきことがされていない―
私にはそう思えてしまうのだが
思い込みだろうか?

自民党の高村副総裁は

 こういうことはやらないと言ったことについては
 将来とも、それはできないんだという縛りを
 しっかりかけることができた

と。

公明党の北側副代表は

 解釈の見直しは、ある意味では、限界を
 ぎりぎりのところを今回出した

と。

集団的自衛権の行使に「縛りをかけることができた」
解釈変更は、憲法9条のもとでできる「ほぼ限界点だ」とも。

私は、もしどうしても憲法改正をしなければならないのだとしたら
絶対的な縛りが必要だと思っていた。

問題は、本当に【縛り】をかけることが出来たのか?である。

政府の言う縛りの内容は

 ①わが国と密接な関係にある他国に対しての武力攻撃で
  国民の生命など、権利が根底から覆される明白な危険がある場合

という解釈、更に

 ②その際の武力行使は
 「国際法上は、集団的自衛権が根拠となる場合がある」

と。

ひとまず①を容認したとしよう。
②はどうなのか?
集団的自衛権が根拠となる場合がある…
ここは非常に危険な匂いがする。
私だけだろうか…

戦後69年目の大変革…
みんなに知ってもらい。
みんなに考えてもらいたい。

私たちは今、国の未来と子孫の未来を
大きく変えようとしているのだ―